Category: 食べ物
Posted by: toirocoffee
自分が珈琲豆の焙煎という商売をしているため「喫茶店」にあえて入ることはあまりありません。観光などに行った時には休憩も兼ねて喫茶店やスタバのようなチェーン店に寄ることもありますが、地元の松本平のカフェ事情には本当に疎いです。珈琲1杯でも¥500〜¥600くらいが相場ですから、コーヒーだったら家に帰って飲もう・・・という結論になってしまいます。

先日、久しぶりに伊那方面へとドライブへと出かけました。木曽方面から権兵衛トンネルを抜けて伊那へ抜けた頃、「甘いケーキが食べたいよね」ということになって急遽グーグルマップで調べた結果、すぐ近くになかなか良さそうな喫茶店があるよと、ナビ担当の妻から報告あり。早速そちらへとハンドルを切ったのでした。

着いた喫茶手は「珈駒」さん。何の前情報もなく立ち寄ったのですが、まだ建物も新しくて綺麗なお店。お店の入口に説明用のプレートが立てかけられていたのですが、それによるともともとは昭和50年に駒ケ根で開業された喫茶店なんだそう。30年間営業した後に閉店してしまったらしいのですが、代替わりして伊那で再オープンしたということらしいです。

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店内は厨房側のカウンター、そして反対側の窓側にもカウンターがあり、大き目のテーブルがいくつかあって、とてもゆったりとした感じ。店内に流れるジャズも気持ちをリラックスさせてくれます。

そしてコーヒーはなんとサイホンドリップ!最近サイホンでコーヒーを淹れてくれるお店は少なくなりましたが、久しぶりにサイホンのコーヒーを味わいました。この日はガテマラ・アンティグアが日替わりのコーヒーでしたが、とても美味しいコーヒーでした。

ケーキは私はチョコレートとオレンジのケーキ、妻はベイクドチーズケーキ。いずれもホイップクリームとミントの葉が添えられていて、ゆったりとした時間の中で美味しくいただくことができました。ウイリアム・モリスのコーヒーカップも素敵でいい雰囲気を出していて、ジャズとよくマッチしていました。

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なかなか純喫茶の店には行かない我が家ですが、伊那方面に行ったらまた立ち寄ってみたい喫茶店です。



そんな外出の際に立ち寄ったお店が「当たり」だった時はとても嬉しいのですが、自宅で誰の目も気にせずにお気に入りの音楽なんかをかけながらいただく食事はやっぱりくつろげます。

数日前に妻がブリオッシュを焼いてくれました。数年前まではそんな名前のパンはまったく知らなかったのですが、2年ほど前にブームとなったマリトッツォという生クリームをたっぷりサンドしたパンがブリオッシュ生地だということを知り、それで初めて知った次第です。

バターと卵をふんだんに配合したフランスが発祥の菓子パンだということですが、ブリオッシュという名で単体で売られていることはあまりなくて、他の食材と合わせて菓子パンとして売られていることが多いようです。代表格はシロップを染み込ませてホイップクリームを載せたサバランあたりでしょうか。


そんなブリオッシュ、妻も初挑戦ということで焼き上がりを心配しておりましたが、焼きがったところで私が「追加でもう5分くらい焼いた方が良くない?」という余計な提言をしてしまったがために、ちょっと焼き上がりは濃いめのブリオッシュが出来上がりました。

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ブリオッシュ生地は発酵時間を長く要することもあって、昼から準備を始めて、焼きあがったのは夕刻。ジャンルとしては菓子パンなのですが、我が家の夕食としていただくことにしました。

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ブリオッシュ生地のみのパンを過去に食べた記憶が無いので、本来の味がどのようなものなのかはっきりしないのですが、美味しいことは間違いありません。私の余計な一言のせいでちょっと生地が固めかな?と思わないでもないですが、また近日中に焼いてくれると妻が申しておりますので、さらに期待して待ちたいと思います。

たくさん焼いてくれたおかげで、翌日のランチもブリオッシュをいただくことに。どうやって食べようかな?と思案しましたが、半分に縦割りにして、お皿に牛乳をちょっとだけ入れたところにパンの断面を当ててちょっと湿らし、溶けるチーズをトッピングしてオーブンで焼いてみることに。

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スイーツ系のアレンジが王道のパンだとは思うのですが、案外こんな食べ方でも美味しかったです。次回はどんなアレンジでいただこうかな?と今から楽しみな私です。



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夏の間ずっと楽しんできた自家製ブルーベリージャムも終わってしまい、秋からは自家製リンゴジャムの季節。

10月の中旬頃まではスーパーや農産物直売所に「紅玉」が出回りますので、我が家では紅玉で作る自家製リンゴジャムが秋の訪れを感じる旬の食べ物になります。

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刻んだ紅玉にレモン汁と砂糖を加えて煮るだけですが、紅玉の酸味がアクセントになって、他のリンゴで作るジャムよりも私は大好きなのであります。

ちょうど今月は限定販売豆として「ニカラグア・スイートレモン」を販売しているのですが、このコーヒーはリンゴの酸味と相性が良いように思います。美味しいアップルパイなんかといただきたいところではありますが、手軽に作れるものとして紅玉ジャムを載せて焼いたリンゴジャム・トーストと一緒にいただくことにしました。

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4等分に切り分けた食パンにバターを塗ったら紅玉ジャムを載せて、さらにシナモンパウダーを振りかけます。我が家で使っているバルミューダのトースターにはピザトーストモードが備わっているので、そのモードで焼き上げます。

アツアツの紅玉ジャムのトーストとニカラグア・スイートレモン、やっぱりとても相性がいい。アップルパイやタルトタタンといったリンゴを使ったスイーツと一緒にぜひとも召し上がっていただければと思います。

ニカラグア・スイートレモン・ハイロースト、10月中の限定販売となっております!



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9月に入って、これで猛烈な暑さから逃れられる・・・と思っていたのに、ここへきてまさかのもの凄い残暑。しばらくちょっとだけ涼しい日が続いた後だけに体にこたえます。

今年の夏はスイカにずいぶんと助けられました。飲料は飲んでもすぐに排出されてしまいますので、熱中症対策には水分をたっぷりと含んだ繊維質のものが良さそうだと思い、例年になく積極的にスイカを食べました。

8月前半によく食べたのは「ピノ・ガール」という小玉スイカ。夫婦2人で食べきるには小玉スイカは重宝します。マイクロシードの品種で、種が通常のスイカの四分の一程度ということで、そのまま食べてしまっていいとのこと。私はペッと出してましたけど。

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そして8月の後半からはあまりの酷暑に耐えかねて、ちょっと大きめのスイカを買うことに。そして出会ったのが「金色羅皇」

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黄色い果肉が特徴のこのスイカ、一般的なスイカの糖度が12%ほどであるのに対して、糖度15%にもなるという甘いスイカです。

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スイカの瓜っぽい味が無くて、メロンやあんずを思わせるような上品な甘さ。この味わいにどっぷりハマッてしまいました。大玉で買ってきたものを半分に割って、その半分を更にひとくちサイズにカットしてタッパーに詰めます。そしてそれを少しづつ毎日食べていました。半分食べきったら残りの半分をまたカットしてタッパーに詰めて。大玉1つ買えば1週間は楽しめました。


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9月に入って「もう売ってないだろうな〜」と思ってファーマーズガーデンに寄ってみたら、運良くまだ数玉だけ売られているのを発見。まだ残暑が続くと思い買っておきました。


そんな金色羅皇のタッパー詰めもあと残りわずか。早くこの酷暑が終わって欲しいと思いつつ、スイカがもう食べられなくなるのもちょっぴり寂しい気がするのでした。



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先日、福井県の小浜市へ旅行していた娘からお土産が届きました。

小浜市と言えばもう京都もほど近く、昔は京の都へサバを運んだ「鯖街道」の起点としても有名な町。旅行前にそんな豆知識を娘に話したせいか、気を利かせて現地からサバを送ってきてくれました。


1つはサバの浜焼き。

とても大振りなサバを串に刺して焼き上げたもので、家庭ではこんな大きなサバをきれいに焼き上げるのは難しいと思われ、紙に包まれただけで送られてきたその姿を見たときは、思わず「お〜っ」と声が出てしまいました。

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アルミホイルに包んで、余熱したオーブンで20分ほど加熱していただきました。近所で売られているサバのイメージと言えばパサパサな食感なのですが、この浜焼きは中までふっくら!そしてすごいボリューム!久しぶりに自宅で海の幸を堪能した気分になりました。

2つ目のお土産は「へしこ」

開いたサバを塩水に浸した後、ぬかとともに1年ほど漬け込んだもの。その存在は昔から知っていましたが、口にするのは初めて。ぬかを落として焼いてもいいし、きれに水洗いしてからそのままスライスして「刺身」として食してもいいのだそうです。

刺身としてちょこっとかじってみたところ、味のイメージはイタリアの食材「アンチョビ」に似ています。あちらは塩漬けにしたイワシをオリーブオイルに漬け込んだものですが、へしこはまるで味噌のような発酵した味が加わって、さらに濃厚。小さく切ってモツァレラチーズとともにサラダの上に載せてオリーブオイルをかけていただいたらとても美味でした。

しかし、それよりもあまりの美味しさに唸ってしまったのは、へしこを使ったペペロンチーノ。にんにくと赤トウガラシだけで作るシンプルなパスタ料理。

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妻がたまたま冷蔵庫に残っていた大葉をトッピングして食卓に出してくれたのですが、この大葉もへしこパスタにぴったりでした。アンチョビよりもコクのあるその味わいは、ボラの魚卵で作る「からすみ」に近いような気がしました。「超絶に美味しい」というのはまさにこのこと。へしこはある程度の保存ができますので、あと数回は「へしこパスタ」を堪能できそうです。

そして最後はへしこを使ったお茶漬け。刺身にしたへしこでも美味しそうな気がしましたが、1切れは焼いて食してみようということで、キッチンペーパーでぬかを落としたものを焼き上げて、それをほぐしてお茶漬けにしました。

ちょうど娘が築地で買ってきてくれた鰹節がありましたので、それで出汁をとってお茶漬けにしました。

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これはもう想像通りの問答無用の美味しさ。きっとお茶をかけていただいても美味しいと思うのですが、削りたての鰹節でとった出汁の味とあいまって想像を超えた味わいに。


「へしこ」や鰹節など、日本人が昔から育ててきた食文化の素晴らしさに触れたような気がします。調味料を使って簡単に手早く料理を作ることはとてもありがたいことですが、たまにはこうやって昔からの文化を思い出しながら食事するのも大切だと実感した次第です。




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今月の限定販売豆の「フルッタ・メルカド」の美味しい飲み方を紹介させていただきます。

珈琲豆の果肉を取り除き水洗処理をした後、密封容器に詰めて空気に触れさせずに発酵工程をおこなう嫌気性発酵をおこなうことで、ワインのような独創的でフルーティーな味わいを堪能できるフルッタ・メルカド。

すでに過去2回ほど販売してきましたので、その圧倒的なフレーバーを知っている方も多いかと思います。しかしその反面、この個性的な味わいを「クセが強すぎる」と、ちょっと敬遠される方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方にオススメしたいのが、当店の定番ブラジル豆である「手摘み完熟」とのブレンドです。いや、ブレンドといっても難しいことではなくて、手摘み完熟8割に対して2割のフルッタ・メルカドを合わせるだけ。8対2の比率でブレンドするだけです。


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私も今日のランチはこのブレンドを作っていただきました。大きなマグカップに淹れましたので、ブラジル手摘みを24g、フルッタ・メルカドを6gの合わせて30gの豆を使用しました。

手摘み完熟豆ならではの奥深いコクに、フルッタ・メルカドのフルーティーさが合わさって、普段いただくブラジルコーヒーとはまったく違った華やかな味わいになりました。酸味が主張することもなく、どなたでも飲みやすいバランスではないでしょうか。

コーヒーの世界に完璧な正解はありません。自分の発想に任せて自由にブレンドしたコーヒーを楽しむのも面白いと思いますヨ。ぜひお試しください。


<<< 雑談 >>>

昨日はお店がお休みの日だったのですが、生憎の空模様。こんな日は大好きなドライブにも出かける気にもなりませんので、家にこもってバスク風チーズケーキを焼く事にしました。

いつものレシピにちょっとだけ抹茶を混ぜ混ぜ。入れすぎは失敗のもとなので、今回は控えめな量を加えて作ってみました。

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う〜ん、ちょっと薄味すぎるかな?抹茶の味はほんのりと感じるのですが、味はもちろん色合い的にももうちょっと多めに抹茶を入れた方がよさそうです。次回への課題ができました。それでも夕食後にいただく自家製バスチーはやっぱり美味しいです。


一昨日は妻が久しぶりにロールパンを焼いてくれました。ベーコンのシチュー、ブリーチーズと一緒にいただきましたが、自家製パンをお腹いっぱいほおばることができる幸せは何物にも代えられませんね。

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美味しい外食もいいですが、自分たちの手で作って美味しくいただけるものは、これからもいっぱい挑戦していきたいものです。




01/28: 冬の休日

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定休日にはリフレッシュも兼ねて、ちょっと遠くまでドライブに出掛けたいところなのですが、寒さが苦手な私はつい家に籠ってしまいます。それでも何か楽しいことはないかな〜と思案してはみるのですが、やはり思いつくのは「美味しいモノが食べたい」という事。

そんなワケで、先日のお休みには最近私の定番となりつつあるバスク風チーズケーキを焼く事にしました。その前の週には妻がシナモン・ロールを焼いてくれましたので(こちらも最近の妻の定番)、それのお返しの意味も込めて作ることに。


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こちらは先週妻が焼いたシナモン・ロール。最近ではかなり手際よく作れている様子。


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すごく簡単なレシピなので、誰にでも簡単につくれるバスク風チーズケーキなのですが、最初に室温に戻したクリームチーズをよ〜く練るところを怠ってはいけません。私はこの工程を無視して作って悲惨なチーズケーキを作った経験ありです(涙)


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砂糖を加えてさらに練り上げ、漉した卵液、小麦粉を加えて、最後にクリームチーズと同量の生クリームを注いでよく混ぜ合わせます。参考にしたレシピにはなかったのですが、私は我流でちょっとだけラム酒を加えています。オーブンシートを敷いておいた型に流しいれて準備完了!


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250℃に熱したオーブンで25分ほど焼き上げれば完成。オーブンから出した直後はフワフワに膨らんでいてスフレケーキみたい。このまま食べたくなりますが、冷めてからの方が断然美味しいので、粗熱が取れたらケースから取り出して冷まします。


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冷めると膨らみがなくなってチーズケーキらしい姿になります。十分に冷えたらカットしていただきますが、翌日はさらに美味しくなります。我が家では2人で3日かけてこれを食べます。3日目が熟成して一番美味しい。

お世話になっている「菓子工房・enn」さんの抹茶バスク風チーズケーキがとっても美味しかったので、次回は抹茶味に挑戦しようかと思っています。



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今月の期間限定豆、カフェ・ビーニョ・ロッソ・ピーベリー、ご好評をいただいております。ありがとうございます。

今月は夏休みを取らせていただいたりして営業日数が少ない事もあり、ピーベリーの在庫が十分に残っております。9月の1〜2週目くらいまでは販売できそうなので、まだカフェ・ビーニョ・ロッソ・ピーベリーのワインのようなアロマをご堪能いただけてないお客様、ぜひとも足をお運びいただければと思います。


***

前回の記事で縄手通りでアイスクリームを食べてきたという話しをさせていただきましたが、そのお店でハチミツを販売しておりまして、1瓶衝動買いしてしまいました。

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木島平産のリンゴの花のハチミツです。4種類ほどあったのですが、リンゴのハチミツはいままで試したことがないな〜と思いまして、リンゴに決定。他には百花や定番のアカシアなどがありました。

ドライブの途中で道の駅なんかに寄ると、ついハチミツを探してしまうのですが、純粋な国産ハチミツは結構高価でなかなか購入まで踏み切れないことが多いです。自分自身はいろんなハチミツの価格を見てきた結果、100gあたりの単価が500円以下なら購入してもいいかな?という独自の基準を設定しておりまして、今回購入した木島平のハチミツは¥2500/500gという基準にどんぴしゃ収まる価格だったのでした(笑)

外国産のハチミツが安価でスーパーで買える時代です。それでもこの日本の地で蜂たちがせっせと集めてくれた蜜をなるべくなら購入していきたいな・・・と思うのです。


甘党の私ですから、もちろんハチミツは大好き。毎朝のコーヒーも一杯目はブラック、二杯目はハチミツを入れて・・・なんていう楽しみ方や、バタートーストにかけて食べるのも最高に美味しいです。

リンゴのハチミツ、そう言われてみればほのかにリンゴの甘みに近い味わいを感じたりもして、なかなか美味しい。今日はオリーブオイルにちょっとだけ垂らして、自家製ドレッシングにしてサラダにかけていただきました。

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これからもいろんな花のハチミツに挑戦していきたいなあと思うのですが、過去に試して苦手だったのは栗の花のハチミツ。あれはちょっとクセが強すぎました(涙)
みかんの産地とかであればみかんの花のハチミツとかってあるのかな?もし西日本方面にドライブする機会があったら、道中で探してみようかと思っています。



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昨日の朝の我が家の会話。

「去年の夏に、伊那からいつも来てくださっているKさんから「冷やしきんつば」っていただいたでしょ?アレ、飯田市にある和菓子屋さんのらしいよ。買いに行こうか?」

という内容。夏の甘味にぴったりの「冷やしきんつば」、あずき系の甘味が大好きな私は数日前から食べたくてうずうずしていたのでした。


いつものように塩尻から小野宿を抜けて、そして「みのわテラス」でトイレ休憩という下道ドライブルート。そして飯田市への道中には「かんてんパパガーデン」があるので、そこで小腹を満たすために小休止します。


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かんてんパパガーデンの敷地内にあるカフェ「monterina CAFE」にて一休み。今日は長いドライブとなる予定なので、ちょこちょこ食べながら行きましょうということで、軽めの食事。手ごろなサイズのBLTサンドが¥380なり。

その後、カフェの隣りにある全国各地の美味しいものが置いてあるマルシェでいろいろと物色していたところ、朝に会話していた伊那のお客様とばったり遭遇!ウソでしょう〜?というような偶然。「昨年紹介していただいた冷やしきんつばをこれから買いに行くところなんですよ」とお話しして、お互いにその偶然に驚きながらの立ち話しとなりました。

そんな嬉しい偶然があったマルシェにて、かんてんパパの農場で栽培されたというトマト「千果」を購入。

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かんてんパパガーデンを後にしたら飯田市へと向かいます。広域農道もだんだんと狭くなって、そこを抜けてようやく飯田市に到着。飯田の中心市街を通ったのは初めてですが、昭和を感じさせるアーケード商店街が続いていて、ちょっとレトロ感を感じる街並み。きっとかつてはすごい賑やかだったんだろうな・・・

そして和菓子の老舗「和泉庄」さんに到着。商店街の角のかわいいお店でした。

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帰路は道の駅で香りにつられて焼き鳥を食べたりして行き当たりばったりのドライブを楽しみます。せっかくだかから飯島町にある「里の菓工房」さんでスイーツでも食べていこうということになり、そちらにも寄り道。


栗を使ったスイーツが有名なお店らしいのですが、それは秋の楽しみにとっておいて今回は私は「桃の丸ごとタルト」、妻は「シブースト」を注文。

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結構なロングドライブも、甘いスイーツで体力回復(笑)、満たされた気持ちで帰路につきました。


夕飯の後は冷蔵庫で冷やしておいた「冷やしきんつば」をさっそくいただきます。アイスクリームとかだと、夕飯後に食べるのって、実は「体に良くないかな?」なんてちょっと罪悪感を感じてしまったりもするのですが(年齢のせいでしょうけど)、その点あずきを使った甘味はかなり前のめりな気持ちでいただくことができます(笑)

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いつもようにモカ・エクスプレスで抽出したデカフェとともにいただきました。やっぱり夏にはぴったりの甘味です。
和泉庄のご主人に、「冷凍して召し上がっても美味しいですよ」と教えていただいたので、残りは冷凍して楽しんでみるつもりです。






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梅雨明け宣言はまだだというのに、もうウンザリするような暑さ・・・。
暑さ対策は水分補給はもちろんのこと、いつにもましてしっかりと食べること。

7月の毎年の楽しみと言えばブルーベリー。新鮮な旬のベリーがお店に並ぶのが嬉しい季節です。

スーパーなどではとても高価なブルーベリーも、ありがたいことに産直の市場が松本平にはたくさんあるので、そちらで購入すれば比較的安価に手に入ります。

ここ数年は、6月に我が家の庭で採れるイチゴを冷凍しておいて、ブルーベリーと一緒に煮てジャムを作るのが私の習慣となっています。

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鍋で煮詰めるのではなくて、大きなガラスボールに入れて電子レンジで簡単に作ってしまうという方法なので、ジャムというよりは「ベリーソース」と呼んだ方が正しいのかもしれません。


毎朝のヨーグルトにかけていただくのはもちろんですが、お昼にフレンチトーストを作ってこのソースをかけて食べるのがちょっとした贅沢。比較的安いブルーベリーが見つかる度にせっせと買い込んではベリーソースを作って、8月いっぱいは毎日この味に癒されるのです。

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そんなちょっとした毎食への楽しみを見つけることで、これから本格的に暑くなるこの夏を乗り切りたいと思うのです。



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我が家は基本的には「ドレッシング」というものを買いません。どうも味つけが濃くなってしまって、野菜の味わいが無くなってしまうような気がするからです。いつもカットした野菜にハーブソルトを振りかけて、そこにエクストラヴァージン・オリーヴオイルをたっぷりと回しかけていただいています。

先日、ご近所さんからスナップエンドウと新玉ねぎをいただきました。朝採れの野菜は瑞々しくて本当に美味しい。そこでいつもとはちょっと違った味付けをして食してみようと思い立ちました。


使ったのは「みすず飴本舗」さんの三宝柑ジャム。小さじ半分くらいのジャムに、少々のレモン汁と塩を加えて、オリーブオイルをたっぷりと足して、シャカシャカとよ〜く混ぜ合わせて完成。


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最近はランチに食べる玉子は目玉焼きが定番だったのですが、ジャムドレッシングには茹で玉子の方が合いそうだったので茹で卵を作って添えました。新玉ねぎとスナップエンドウを散りばめたグリーンサラダ、三宝柑ジャムの甘みが加わってとっても美味しい。

と、思って妻にもオススメしたら、妻の口には合わなかった様子。「食事に甘いのはちょっと〜」ということらしいです。う〜ん。最高に美味しいと思うんだけどなあ。



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つい数日前、高校時代の友人から「パティスリー・ニューモラスさんに行ったら、十色珈琲のコーヒーを使ったケーキがあったよ」と連絡をくれました。そうなんですよ、トンカフェとか、ティラミスとかに使ってくれているんですよ、と私。

いや、本当にありがたいことです。こんな小さな珈琲豆屋のコーヒーを指名して使ってくださる、もうこれは感謝の気持ちしかないです。


ニューモラスさんの開店当初からある定番のケーキ「トンカフェ」

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中南米原産のトンカ豆と、当店の珈琲豆を使ったエスプレッソを使っているということで、トンカとカフェで「トンカフェ」というワケです。

トンカ豆はシナモンを思わせる独特の風味を持つ豆で、これがチョコレートケーキに入っていると、ひとくち食べた時に何とも言えない爽快感があります。エスプレッソを加えたことでコクもあり、このケーキはまさにコーヒーを飲みながらいただくのには最高の相性なのです。

開店当初は無かった「マカロン」が、いつの頃からかリニューアルされてゴロっと1つケーキの上に鎮座しており、まずはこれをつまんでひとくちでいただくのが私の食べ方。そのあとはチビチビとコーヒーを飲みながら大事に大事にいただくのであります。

「コーヒーに合うケーキはどこかにないかな〜」と迷ったら、すぐにパティスリー・ニューモラスさんへGo!なのであります。



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休日になると甘いものが無性に食べたくなる十色珈琲の店主、ドライブを兼ねて下諏訪宿にある和菓子屋さん「新鶴本店」さんまで出かけることにしました。

甘い物が好きなお客様や知人に「美味しい大福もちを売ってる店を知りませんか〜?」と聞いていたところ、新鶴さんの大福もちが美味しいという噂を入手。明治6年創業だという老舗の新鶴さんと言えば「塩羊羹」が有名。我が家も何度も購入させていただいている定番の甘味です。

でも大福なんて売ってたかな〜?と疑問だったのですが、どうやら作る量も限られているため、開店早々に行かないと店頭から無くなってしまうようです(あとでホームページで確認したら、10時から店頭に並ぶとのこと。ちなみに開店時間は9時)

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新鶴本店の「楢の木を焚いて小豆を練り上げて作る」という塩羊羹は、諏訪の銘菓の代名詞



そうは言っても午前中に行けばまだ売ってるでしょう〜と思って11時過ぎくらいに行ったらすでに5個入りパックが2つ残っているのみ!危なかった〜。何とか購入できて胸を撫でおろしたのでありました。ちなみに商品名は「もちまんじゅう」

「お餅がすぐに硬くなってしまうので、今日中にお召し上がりください」と、お会計の際に念押しされましたので、これはすぐに食べないとダメでしょう、ということで下諏訪無料駐車場にあったベンチの上でいただくことに。この日はポットにコーヒーを入れて持参しましたので、コーヒーとともにいただきました。


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10時に店頭に並び、11時過ぎには売り切れてしまう「もちまんじゅう」


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5個入り950円なり


「もちまんじゅう」は「大福もち」とは違うのか?と思っておりましたが、餅に片栗粉・上新粉などはまぶされていなくて、それが大福もちとは違っておりました。原材料を見てみると、砂糖、小豆、もち米、シンプルこの上なし。ちなみにお餅は臼と杵でついているのだそうです。

つきたてのお餅になめらかなこしあん。コーヒーとともにいただけばあっという間に幸福感につつまれます。美味しいなあ。新鶴さん、また寄らせてもらいます!

新鶴さんに行くときは、いつもお店の向いにある専用駐車場に車をとめていたのですが、今回は下諏訪無料駐車場にとめてちょっと歩いていくことにしました。せっかくの下諏訪宿の雰囲気を少し堪能してみたかったからです。


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宿場町の雰囲気を残す建物はそれほど多くはないですが、かつて本陣だった建物も「湯宿かめや」として残っており、それなりに風情を楽しめます。写真は「みなとや」さん


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宿場の街道と言えば水場があるのが普通ですが、さすが温泉の街である下諏訪宿、水場から出ているのは温泉です


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何ともシュールな風景に出会ったりして、楽しい散策でした(笑)



下諏訪宿を後にしたら、諏訪住宅展示場に向かいました。この日は、いつもお世話になっている「菓子工房・enn」さんがそこでおこなわれているイベントに出店されているということだったので、寄っていくことにしていたのです。

本当はennさんのベーグルサンドとポットに入れて持参したコーヒーで、どこかの見晴らしのいいところでランチにする予定でした。映画「君の名は」の聖地として人気スポットになった立石公園などが候補に上がっていたのですが、お昼ころから雨が降り出し風も強くなってきたのでこれは断念。帰宅してのランチとなりました。


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信州福味鶏を使用した鶏ハムのベーグルサンド。クリームチーズやアクセントのディルが効いた優しくも深い味わい。美味しかったです!



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近所の小学校の桜も満開。もっと長く楽しめたらいいのですが、今日は朝から風が強くて、無常にも桜の花びらが散っていきます。何とか週末までもってくれないかな・・・と念じているのですが、どうなることでしょう。


今月の限定販売豆「ブラジル・サクラブルボン」、まさにこの季節にぴったりのコーヒー豆です。正確にはアマレロ・ブルボンという品種の豆なのですが、甘みとコクがとても強く、余韻を長く楽しめるコーヒーです。

今日はサクラを堪能するために、サクラブルボンで淹れたコーヒーと、いつもお世話になっている「菓子工房〜enn〜」さんの「桜あんとクリームチーズのベーグルをいただきました。

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ベーグルの生地には自家製サクラあんが練りこんであって、上下半分にスライスされたその中にはクリームチーズが挟み込まれています。表面にはケシの実がトッピングされていて、そしてワンポイントで桜の花が。見た目もとても美しいベーグルです。

パッケージ裏面の原材料を見たら、桜の花の塩漬け(塩尻産)という記述が。地元で育った桜の木の花だと思うと、より一層美味しさが増すような気がします。実際、柔らかな甘みのサクラあんがとても印象的でとても美味しいベーグルでした。サクラブルボンとの相性も抜群でしたヨ。


いつもは塩尻市の大門商店街のレンタルスペースでの販売が中心のennさん、今月末に当店からほど近い「マーケットプレイス・ギャザ」で開催される「+(プラス)Naturalな暮らし展・春のマルシェ編」に出店されるそうです。

ennさんは28日(金)と30(日)にご出店予定だとのこと。興味があったけれどなかなか大門商店街までは行かないな〜と思っていた皆様は、ぜひこの機会にennさんのベーグルやシフォンを試してみてください。

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「+(プラス)Naturalな暮らし展・春のマルシェ編」のチラシは当店にも置いてございますので、チェックしてみてくださいね。



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Posted by: toirocoffee
第三金曜日は定休日でしたので、いつもように高速道路を使わない「下道ドライブ」に出掛けてきました。

当初の予定では、
塩尻➡安曇野➡麻績➡千曲市➡上田➡松本➡塩尻
というルートを一日かけてドライブする予定でした。

曇天の空の下、まずは安曇野の「さかた」さんにおやきを買いに行きます。
義母がここのおやきが大好きなので、定期的にまとまった数を送ってあげています。これでまたしばらく楽しんでもらえるかな。


ここから麻績方面へ向かう予定でしたが、空は相変わらずの曇天。
せっかく山間を抜けて善光寺平へ行くというのに、青空が見えないのはなんとももったいない。

妻と話しあった結果、ルートを変更してBASE(バーゼ)さんにランチに行くことにしました。すかさず電話してテーブルを確保してもらったら、どのルートで向かうかを検討

塩尻に戻るルートではつまらないので、安曇野➡松本➡奈川➡藪原、というルートで行くことに。

対向車とのすれ違いも困難な狭いトンネルがあったり、一部野麦街道を通っていくルートはあまり使ったことのない道でしたのでなかなか新鮮。標高の高い地点にはまだ雪が残っていました。


そして藪原のBASEさんに到着。
注文したメニューは、前菜+プチパン+パスタ2種類+ドルチェ+飲み物、で構成される¥2,500(税込み)のランチコース。

まずは前菜。
自家製パンチェッタを載せたグレッシェンテーネ。

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生ハムの完成までには2年かかるとおっしゃっていましたが、塩漬け肉のパンチェッタはもう出していただけるということでさっそくいただきましたが、これがとても美味しい。ねっとりと甘さを感じるパンチェッタとさくさく生地が美味しいグレッシェンティーネの相性が抜群。生ハムの完成が待ち遠しい!


パスタ1種目は、清水牧場さんの10か月熟成チーズ「バッカス」と和えたニョッキ。
これはBASEさんの定番で、今まで何回かいただいていますが、もう安定の美味しさ。一緒に出していただいた自家製パンでチーズを拭って食べたら、これまた素晴らしい感動が待っています。

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パスタ2種目は、自家製サルシッチャのジーリ。
ジーリというショートパスタに、イタリア版の腸詰めサルシッチャとブロッコーリーの組み合わせ。サルシッチャはもちろん自家製で、ほんのりとハーブの香りを感じる味わい。ショートパスタとぴったりですね。

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食後のドルチェは、清水牧場さんのミルクで作ったジェラート。
シンプルなジェラートですが、かかっているソースがモストコットという自家製ソースだそう。ブドウを煮詰めて作るソースだとのことで、これがさっぱりとしたジェラートにいい感じのアクセントをつけてくれて、飽きることなくいただくことができました。

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最後はカフェ・マッキアートで締め。
デミタスカップに入ったエスプレッソに、少量のフォームドミルク。可愛いハートを壊してしまうのは残念ですが、砂糖を軽く1杯入れてかき混ぜたら、グイっと2口ほどでその濃厚なコーヒーのエキスを喉に流し込みます。しばらく口の中に残った余韻を楽しめば、これはもう至福のひと時。

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のんびりとした空気の中、至高のイタリアンをいただく。やぱりBASEさんは素晴らしいお店だな・・・と再認識した次第。
新緑の季節に、木曽路ドライブを楽しみながらまた訪問できればなあ・・・と考えております。




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Posted by: toirocoffee
昨日は貴重な当店の定休日。月1度だけ第三金曜日もお休みさせていただいているので連休になるのですが、基本的には土曜日だけが定休日ということなので、会社勤めの方に比べたら我が家のお休みはとても少ない。有給休暇なんてもちろんないし。

というワケで、せっかくの休みを十分に楽しもう!という気持ちが、私たち夫婦はとても強いもかもしれません。

定休日の数日前になるとなんだかソワソワ。「今度のお休みは何しようか?」という話題が必ず持ち上がるのであります。

昨日は今年の目標にしている「南信をたくさん楽しむ」という課題を実行に移すべく、塩尻から小野〜辰野を抜けて伊那方面へ。前回通って気持ち良かった広域農道を使って「みのわテラス」に寄るのは忘れません。貴重なトイレ休憩できる場所ですから(笑)

それからパン屋さんでサンドウィッチを買ったら、道を挟んだ向かいの複合施設の駐車場にて車中で食事。今回は午後に楽しみにしているスイーツを食べに行く予定なのでお昼は軽めに。

次は「ファニー・マーケット」という雑貨屋さんにていろいろ物色。こんな歳になっても雑貨屋さんを見て回るのは楽しいものですね。今回はここでは何も購入せず。

先日伊那にお住まいのお客様からいただいたオランジェットがとても美味しかったので、「ドルチェ・カリーナ」さんへも寄りたかったのですが、これから甘いものを食べに行く予定だということで、後ろ髪ひかれつつもこちらはパスすることに。


伊那を後にして権兵衛トンネルを使って木曽路に抜けることにします。高速道路だと、目的地で遊んだ後は同じルートを使って帰ることが多いかと思いますが、「下道ドライブ」では行きと帰り異なるルートにできるところが素晴らしいところ。国道19号に抜けたら、目指すは藪原にあるレストラン「BASE(バーゼ)」さんへ。

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2021年の7月に訪問して以来なので、かなり久しぶりになってしまいました。相変わらず元気そうなご夫婦の笑顔とホスピタリティーに癒されて、甘〜いドルチェを堪能してきました。

ヨーグルトを包んだクレープに「たんかん」が散りばめられ、ハチミツがかかったドルチェ。添えられたアイスクリームにはザクザクとした食感が楽しいクッキー生地が立ててありました。

清水牧場さんの柔らかいチーズ「クワルク」を使ったクレープがBASEさんの定番なので、今日のもクワルクですか?とお伺いしたところ、今回のは清水牧場さんのヨーグルトの水分を搾り取って作ったものだそう。聞かなければ普通にクリームチーズかと思うくらいの滑らかさ。たんかんのジューシーな酸味と相まってすばらしいドルチェ・タイムとなりました。

BASEさん、土曜日はパンの販売をされていて、これはもちろん購入しなくてはと、いくつか包んでもらいました。

帰宅途中にスーパーマーケットに寄って買い物を済ませたら、さっそくBASEさんで買ってきたパンでおやつタイム。さっきドルチェを食べてきたばかりだというのに我慢できませんでした・・・

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甘いデニッシュ・パン2種類。ひとつはカスタードクリームで、もう一つはレモンクリーム。どちらも美味し。いつもゆっくりと食事を堪能したいので、バーゼさんに行くのは平日と決めていたのですが、こんなパンを購入できるのであれば土曜日に行くのもアリだな・・・と思いましたが、今日もテーブルは満席でしたので土曜日のランチタイムに行くならば予約は必須ですね。


夕飯はバーゼさんのじゃがいもを練りこんだパンがあったので、それに合わせてイタリアン(ぽいもの・・・笑)にすることに。私がポークソテーを担当し、妻はサラダ担当。イタリア料理かは微妙なところですが、イタリアのオリーブオイルをたっぷりと使ったので、これは正真正銘のイタリアンでしょう!

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パンはジャガイモの甘みを感じて、料理と相性よし。飲み物はスーパーで見つけて買ってきたウィルキンソンの辛口ジンジャーエール。中野市のカフェ・自転車屋さんでいただいたジンジャーエールに衝撃を受け、スーパーで買えるのかな?と思って探したところ普通に売ってました。

でも、むせ返るような刺激はちょっと少な目。カフェ・自転車屋さんで飲んだのはビンでしたが、今回はペットボトル。その違いかな?などとも思うのですがどうなんでしょう・・・


と、バーゼさんのドルチェとパンを堪能した一日となったのですが、翌日のランチにもバーゼさんのパンが登場(笑)

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パンの名前は忘れてしまったのですが、丸いパンで外側が固めで中はもっちり。生ハムをサンドしていただくと美味しいですヨ、と教えていただいたので、生ハムを乗せたオープンサンドにしていただきました。片方は刻んだトマトと玉ねぎにパルメゼンチーズとレモン汁を加えてオリーブオイルであえたものを乗せて。


最近イタリアで食肉用の豚の病気が発生して、イタリア産の生ハムが日本に入ってこないとの事。BASEさんは「それではハムも作ってしまおう」ということで島豚を一頭まるまる仕入れて生ハムの仕込みも始めたのだとか。凄いですね。これは食べに来なくては!と「いつ完成ですか?」とお聞きしたところ2年後だという回答が!う〜ん、先は長い。でも絶対食べに行くと決めている私なのでした。



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Posted by: toirocoffee
30代の頃、妻と訪れたフランスのカンヌ。国際的な映画祭が開催される都市ということで有名な場所。私たちにとっても色んな思い出が詰まった場所です。

宿泊していたホテル(マジェスティックだったかな?)で朝食をいただくこともできたのですが、その日は地元のベーカリーでパンを買ってみようということになり、まだ朝早いカンヌの街へと出かけました。

ホテルでは英語が通じましたが、見つけたベーカリーのおばちゃんはフランス語しかわからない様子。仕方なくショーケースに並んだパンを指さして「ドゥ・シルヴプレ」(2つお願いします)といった感じで、最低限の単語で買い物を済ませました。

さっそく買ってきたパンをホテルの部屋で食べました。そこで食べたクロワッサン、日本の一般的なクロサッワンと比べるとかなり大きく、とてもしっとり。いつも食べているものはかじるとバリバリと崩れていくイメージがあったので、そのしっとりとしたクロワッサンはとても新鮮に感じました。


あのクロワッサンにまた出会いたいな・・・と思っていたのですが、ようやく記憶に近いものに出会いました。

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フランスに本店を構え、日本では神楽坂のお店が有名な「PAUL」

そこのクロワッサンを偶然にもいただくことができたのですが、これがまさにあの時のイメージにぴったり。つまりは大きくてしっとり。外側はパリッとしているのですが、中はしっとりとしていて、バターの味わいをしっかりと感じることができます。

きっとあの食感を出すためには大きさが重要なんだと再認識。例えば同じお店のくるみパンなんかでも、大きいものは中がしっとりしていて、小さいものはカリっとしていますもんね。だから大振りなPAULのクロワッサンはしっとりしているのだと思います。

ここでこのブログを読んだ皆様に勘違いしていただきたくないのは、このクロワッサンが一番美味しいよ〜と言っているわけではないこと。あくまで私たち夫婦の思い出の味に近いものを見つけましたということであります。

パリパリと崩れていくあのクロワッサンも美味しいし、PAULのしっとりクロワッサンも美味しい。そういう事です。でも、長いこと思い出のクロワッサンを探していた私たち夫婦の「クロワッサン探し」も、これでようやく一区切りついたという安堵。やっぱりあの味わいは確かにあったのだと、喜びあった私たち夫婦なのでありました。


このPAULのクロサッワン。新宿NEWoMANの2階のエキナカにも店舗があって、JRの改札から出なくても買い物ができるのだそう。
「特急あずさ」で新宿へ行ったら、ミライナタワー改札近くにあるPAULのNEWoMAN店のクロワッサンを買い求めてみるのもいいですよ。「十色珈琲さんが言ってた”思い出の味”ってこんな感じなんだね〜」と、ご家族や会社のご同僚の方たちとの話しのネタにしていただければ幸いです。




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Posted by: toirocoffee
思いがけない頂きものは本当にうれしいものです。

先日はいつも遠方よりご来店いただいているお客様から素敵なスイーツを頂きました。

伊那にある洋菓子店「ドルチェ・カリーナ」さんのオランジェット!
チョコレートに素敵なプリントがしてあって、見ているだけでも楽しいオランジェット。

いつものようにビアレッティ社のモカ・エクスプレスで淹れたデカフェとともにいただきました。

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美味しい〜。
オレンジの爽やかな酸味と一体となったカカオのコク。甘〜いその味わいをコーヒーとともにチビチビといただく。本当に最高です。
(Kさん、またまた美味しいプレゼントをありがとうございました!)

オランジェット、大好きなんですよね。オレンジとチョコレートの組み合わせ、これはアンコとバターと双璧をなす鉄板の組み合わせかと思います。

森永から販売されてる「カカオ70」シリーズのオレンジを購入して、いつも夕食後の楽しみにしているくらいなので、オランジェットは本当に大好きなのです。



そして、これまた別の日、パティスリー・ニューモラスさんのケーキ、サイホン・ドーム。

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何故サイホンという名前が付いているかというと、小諸市にあるカフェ・彩本堂(サイホンどう)さんに卸しているケーキだからサイホン・ドーム。

今となっては珍しいサイフォンを使ってコーヒーを淹れてくれる彩本堂さん。行ってみたいと思いつつ、まだ行ったことがありません。

ニューモラスさんの定番ラインナップではないようですが、彩本堂さん用に仕込んだ時、余力があれば多めに作って、店頭に並ぶのだとか。いや、グッドタイミングでお店に伺えてラッキーでした。

土台のタルトの中にコーヒー味のビスケットが隠れているのですが、十色珈琲のブラジル豆を使ってくださっています。チョコレート、中に入っている杏と洋ナシ、コーヒーの風味が口の中で混ざり合って、これはもう幸せの極地です。美味しかったなあ。


伊那のドルチェ・カリーナさん。小諸の彩本堂さん。
行きたいお店はまだまだ増えていく一方ですね。うれしい悩みであります。



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Posted by: toirocoffee
先日の夕食後のデザート。

いつもお世話になっている菓子工房・ennさんのシフォン。今回はコーヒー風味のスポンジに、カカオニブがちりばめられたちょっぴりビターなシフォンをいただきました。


コーヒー風味を付けるのに、当店のカフェインレスコーヒー(ブラジル・プリマヴェーラ農園)を使っていただいたとのこと。うれしいですね。夜に食べるスイーツとしてうってつけのシフォンです。

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もちろん合わせていただくコーヒーは当店のカフェインレス。我が家では毎晩のコーヒーとして欠かせない豆です。50代になってからでしょうか、夜にコーヒーを飲むと寝つきが悪くなってきてしまいまして、カフェインレス・コーヒーのありがたさを毎晩実感しています。

ふかふかの柔らかなコーヒー風味のスポンジに、カカオニブのかけらが食感のアクセントになっていて、とても印象的なシフォンケーキでした。本当はホイップクリームを添えていただくのが王道かと思いますが、コンビニでバニラアイスを買ってきて代用。これもなかなか美味しかったです。

そんな「菓子工房・enn」さん。実店舗は持っておらず、レンタルスペースや各種イベントでの販売という形態をとられているのですが、10月22日(土)と23日(日)、JR広丘駅にほど近い塩尻市北部交流センター(えんてらす)にて販売をされるそうです。

この2日間は「しおじり食のトライアングルえんにち」というイベントの会場になっておりまして、ennさんだけではなくて、先日当ブログにも掲載させていただいた「信州そばアカデミー」の出店もあるようです。

ennさんのシフォンやベーグルには興味があるけど塩尻方面はあまり行かないなあ・・・なんていう方も、広丘駅の近くだったら比較的行きやすいのではないでしょうか。お時間のある方はぜひとも行ってみてはいかがでしょう。


「しおじり食のトライアングルえんにち」の詳細はこちら

https://www.shiojiri.or.jp/announce/triangle_ennichi_r4/



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Posted by: toirocoffee
朝晩はすっかり涼しくなって(というか、寒い・・・)いよいよ珈琲が美味しい季節になりました。我が家の毎日の昼食でいただくカフェ・オレも、この季節が一番美味しい気がします。


我が家のカフェ・オレはフレンチローストのマンデリンを使うのが定番。常に冷凍庫に入っているマンデリン、これを細挽きにして淹れたコーヒーと温かい牛乳を混ぜていただきます。

エスプレッソを淹れてミルクに注げばカフェ・ラテになるわけですが、あわただしい毎日の中で作るには、細挽きのマンデリンでハンドドリップするのが一番早くて確実。

もちろん、マンデリン以外の豆、たとえばフルシティーローストのブラジル豆なんかでもいいのですが、やはりマンデリン特有の深いコクは格別。これで作るカフェオレが私は一番好きなのです。

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今日はバターをたぷりと塗った全粒粉食パンにシナモンシュガーを振りかけて焼いたトースト、そしてチーズオムレツを作って昼食としました。

いつもはカフェオレには砂糖を入れる派なのですが、今日のように甘いパンと一緒にいただく時は、さすがにシュガーレスでいただきます。

マンデリンで淹れるカフェオレ、オススメですよ。ぜひお試しを。


<<< 雑談 >>>

食欲の秋の胃袋を満たすために、先日は富士見までドライブを兼ねて行ってきました。目指すはJR富士見駅。ここの駅そばが安くて美味しいという噂を聞きつけ、さっそく食べに行ってきたという次第です。

塩尻IC〜諏訪IC間だけ高速道路を使いました。本当は塩尻北IC〜諏訪南ICを使うというのが最短なのですが、それではあっという間に富士見駅に到着してしまいます。

秋の季節を感じながら下道を適度に混ぜてドライブすることで空腹感も増して、おまけに高速代も節約になるのですから都合の良いこと間違いなしというわけです。


こちらが富士見駅に併設されているお蕎麦屋さん。駅前ロータリー側から見るとこんな感じです。いわゆる立ち食い蕎麦スタイル。自然の風を感じながら食べる蕎麦は美味しそうであります。

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で、こちらは同じお店を駅の待合室側から利用できるようになっているカウンター側。ここで蕎麦を受け取ったら待合室で食べることが可能です。JR塩尻駅を利用している私にはおなじみのスタイルですね。

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屋外の立ち食いスタイルも捨てがたかったのですが、軟弱な私は待合室でいただくことに(笑)

妻は野沢菜天ぷらそば¥480、私は「こらちゃーそば」¥580をいただきました。こらちゃーというのは豚肉を煮込んだものを指しているらしいのですが、コラーゲンたっぷりのチャーシューという意味で「こらちゃー」なのかな?どの部位の肉かはわかりませんでしたが、ほろほろと柔らかなコラーゲン質を含んだ豚肉とそばのコラボはなかなか美味しかったです。

お蕎麦の写真も撮ったのですが、なかなかビジュアル的に採用できそうなカットがなかったので(笑)ここには掲載いたしません。興味が沸いた方はぜひとも富士見駅まで食べに行ってみてください。

蕎麦を食べたら駅のすぐ近くにある和菓子屋さんで大福を購入。これは家に帰宅してからのおやつにします。


食後のデザートは八ヶ岳エコーラインからちょっとだけ脇道に入ったところにあるジェラート屋さんへ。和栗と牛乳のジェラートをチョイス。妻は和栗とプルーンをチョイス。お店の横のベンチでまったりとくつろぎながらいただきました。

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再び八ヶ岳エコーラインをドライブしていると素敵な農道を発見。ここに車を停めてさっき大福と一緒に買ったミニどらやきを食べることに。自宅からポットに詰めて持参したホットコーヒーと一緒にいただけば、これはもうちょっとしたバカンス気分。とても気持ち良かったです。

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さて次はどこへ向かおう?そんな時はスマホのグーグルマップさんで現在位置近くのお店を検索。すぐ近くにベーグル屋さんがあるというので、そこへ立ち寄ってベーグル・チキンサンドを購入。さすがにすぐには食べられないので、もうちょっとドライブしてから眺めの良いところで食べましょうということになりました。


クルマは八ヶ岳エコーラインを抜けて今度はヴィーナスラインへ。白樺湖の横を抜けたらそこから先はいよいよヴィーナスラインの絶景ポイントを眺めながらのドライブです。

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そして眺めのよい展望スペースに到着したら、さっそくベーグルサンドをいただくことにします。


旅先で「車中カフェ」がしたいっ!などと妄想して、先日はホンダの軽バンを試乗しに行ったりもしたのですが、その後、マイカーのシートの後ろに装着するタイプの折りたたみ式ミニテーブルをアマゾンで購入しまして、私の妄想はちょっとだけ叶えられることとなりました。

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飲み物用のドリンクホルダーも付いていますので、持参したポットのコーヒーも紙コップでこんな感じでいただけてとても便利です。

素晴らしい眺望があれば、どんな素敵なレストランにも負けない楽しい時間が過ごせます。たった¥1,400程度のミニテーブルですが良い買い物をしました。でも1つしか購入しなかったので、このテーブル使ったのは妻だけで、自分は相変わらず運転席での食事だったのですが・・・(泣)

この時点ですでに15:00。そろそろ家に帰ってシメの大福にしよう〜なんて言っていたのですが、帰路でビーナスラインから岡谷に抜ける道を曲がり損ねる痛恨のミス!(あそこの交差点、すごく分かりにくい・・・)すぐにUターンしてもよかったのですが、どうせならこのまま美ヶ原まで行こう〜なんて気楽な行程変更を実施。

しかしこれが大変でありました。久しぶりの美ヶ原、思ったよりも遠い!同じヴィーナスラインでも霧ヶ峰周辺の快適な道とは違って急な勾配とカーブの連続、のんびりドライブといった風情ではありません。そういえば美ヶ原への道中ってこんなだったよな・・・と思い出しても時すでに遅し。

美ヶ原道の駅で寒さに震えながらトドメのソフトクリームを食べ、今度こそはとようやく帰路についたのでした。


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無事に帰宅し、富士見駅近くの井筒屋さんにて購入した大福をいただいてほっと一息。

朝9時半に家を出発し、帰宅したのは17時。疲れましたが、こんな休日もたまにはいいでしょう・・・




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Posted by: toirocoffee
先日、蕎麦打ち名人のAさんから、打ちたての蕎麦をいただく機会がありました。

「昨年収穫の蕎麦だから香りは弱いかもしれないよ」とおっしゃっていたのですが、使った蕎麦は青森県産のものだということで、名人の称号を持ってしても尚、美味しい蕎麦を追求している姿には感服いたしました。

さて、青森県産の蕎麦で打ったというこのソバ切りをどうやっていただこうかと考えた結果、スペイン風アレンジでいただくことにいたしました。

浅間温泉にある温泉宿「玉の湯」さんが経営されている「つけもの喫茶」という食事処があるのですが、そこのメニューに生ハムを載せてオリーブオイルでいただくという蕎麦があったのを思い出したからです。

玉の湯のご主人は、私の記憶違いでなければ、Aさんと同じく「信州そば切りの会」の運営に携わっていた方。その方が打った手打ち蕎麦を「つけもの喫茶」では提供していて、とてもつややかな細切りの美味しい蕎麦を楽しんだ記憶があります(10年以上も前の話しですが・・・)


「信州そば切りの会」はスペインのSOBA村と交流があり、その中でそば切りをスペイン風にアレンジしたらどうなるだろうか・・・という試行錯誤の末に、上記のような生ハムとのコラボレーションが生まれたのだと推測します。

スペインではガレットなどではソバ粉を用いますが、そば切りの文化はもちろんないはずです。信州そば切りの会との交流で、スペインでもそば切りを食べる文化が拡がれば面白いだろうな〜と思います。

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大皿にサラダを用意したら、ゆで卵と生ハムをトッピング。生ハムはスペイン風ということで、スペイン産のものを使用してみました。そしてその隣りにゆでたてのそば切りを盛ります。味付けは岩塩を振りかけて、そしてオリーブオイルを回しかけていただきます。

これがなかなか美味しいのです。提供する蕎麦に自信があるお店では、「最初は塩で召し上がってください」と、そば切りを塩とともに提供するお店も少なくありません。

我が家でも塩で蕎麦をいただくのは数年前から日常化してきておりましたので、何の抵抗もなくいただくことができました。適量のオリーブオイルが加わることで、異国風の味わいが高まり、幼い頃から記憶していた蕎麦の味とはまったく異なる味わいにワクワクが止まりませんでした。

生ハムの適度な塩味で蕎麦が持つ甘みをほのかに感じて、それはスイカに塩を振って食べるのに通じるものがあるような気がします。

生ハムをそば切りの上に直接トッピングする方法と、先の写真のように別に盛っていただく方法と、2種類の方法で食べてみましたが、個人的には別に盛った方が好みでした。異国風を楽しむといっても、自分の中で確立してしまっている蕎麦のイメージを完全に離れることはそう簡単ではないようです。

というわけで、生ハムとオリーブオイルでいただくそば切り、もしも美味しい蕎麦が手に入ったら、ぜひとも試してみることをオススメします!
Aさん、美味しいお蕎麦をありがとうございました。