昨日から今月の限定販売豆を販売開始しました。

今年は進む円安や原油高の影響などで、いろんな日常生活に必要な物の値段が上がっていて、きっと皆さんいろんな節約をしていることかと思います。我が家では高騰する電気代対策として、電気ポットでお湯を沸かすのをやめ、ご飯も炊飯器ではなくて陶器のお釜を使ってガス火で炊くなどして節約しています。これだけでも地味に効果があります・・・

そんな中、例年12月だけは普段は取り扱わないような高価な豆を仕入れている当店、今年の年末用の限定豆はどうしたものだろうかと悩んだのですが、いや、こんな時だからこそ大好きなコーヒーくらいは夢のあるものを提供しなくては!と前向きに考え、思い切って2種類の限定豆を用意することにしました。


1.ブルーマウンテンNo.1・ウォーレンフォード農園

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1つ目はここ数年年末に販売してきたブルーマウンテン。今年の新豆が12月に間に合うかな〜と心配していたのですが、何とか間に合って確保できました。今年はジャマイカでも歴史のある古くからコーヒー栽培に携わってきた「ウォーレンフォード農園」のブルマンです。

「シルキー」なコーヒーという言葉はまさにブルマンのためにある言葉。主張しない苦みと酸味の好バランス、まったく雑味を感じさせない後味は、お茶という文化で育ってきた日本人がブルマンを愛してきた理由かと思います。


2.パナマ・ボケテ・ゲイシャ・レリダ農園・Gold Selection

2000年代に入り一躍脚光を浴びることとなった「ゲイシャ種」、とりわけパナマのゲイシャは品評会などで高い評価を受け、今やブルマン以上に注目されるコーヒーとなりました。今回はパナマ・レリダ農園の標高の高いエリアで栽培される優良なゲイシャのみを集めたGold Selectionを仕入れました。

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口に含んだ瞬間に感じる圧倒的な甘み。ちょっと冷めてからはパッションフルーツのようなフルーティーさを感じます。このコーヒーもブルマン同様にまったく雑味を感じません。

ともにハイロースト(中煎り)で¥1800/100gでの販売です。


なかなか高価な豆ではありますが、喫茶店では一杯でこれくらいの金額はしてしまう豆ですので、これを自宅でお気に入りの音楽でも聴きながらゆっくりと味わえば、コーヒー好きにとってはこの上ない贅沢な時間を過ごすことができるのではないでしょうか。


高価な豆ゆえ、2種類は同時に買えないよ・・・という方に「どちらがオススメですか」と聞かれるのですがこれはなかなか難しい質問ですので、回答は控えさせていただきますが、ゲイシャの方が今回の仕入れ量が少ないので・・・ということだけこっそりここに記させていただきます・・・


高価な豆だけではなくて、毎年恒例の「クリスマス・ブレンド」も販売開始しました!

深煎りブラジル豆をベースにガテマラのアンティグア地区の豆をブレンドし、1割ほどのマンデリンを加えて作る当店のクリスマス・ブレンド。甘いケーキのおともにぴったりのブレンドです。毎年これを楽しみにされているお客様もいらっしゃいます。今年もクリスマスケーキのおともに選んでいただければ幸いです。

十色珈琲のクリスマス・ブレンド
¥580/100g での販売となっております。