今日は当店はお休みでしたので、松本市の山辺地区まで足を延ばしました。その理由は美味しいリンゴを買い求めるためです。

数年前に、山辺にご実家があるAさんから「傷がありますけど、実家で採れたリンゴです」ということで、いくつかのリンゴをいただきました。これが実に美味しくて、それ以来、晩秋から春までの期間、我が家では家で使うリンゴを、Aさんのご実家である農園から買い求めています。キズがついて市場には出荷できない、いわゆる「ハネダシ」のリンゴ達ですが、これがすこぶる美味しい。このリンゴ達は主にコンポートになって、我が家の朝食のお供になって、冬の間の食卓を豊かにしてくれます。



山辺地区と言えば、近年では良質なワイン用のブドウが出来るということで注目されているエリアです。かつては山梨の勝沼が有名でしたが、温暖化の影響で良質なブドウが出来なくなってきているとのこと。そして山辺は逆に品質が上がってきているのです。そんな良質なブドウが育つ良質な土壌を持つ地区で育ったリンゴです。これが美味しくないワケがありません。美味しいリンゴをお手ごろな価格で提供してくれるAさんには、いつも感謝の気持ちでいっぱいなのです。

この蜜がたっぷりと詰まったリンゴ達の美味しそうなこと!



Aさんのご実家の農園を後にして、私と妻が向かったのは「山辺ワイナリー」。当店の開店当初から、当店を贔屓にしてくれているお客様がおりまして、その方が山辺ワイナリーにお勤めなのです。いつもコーヒー豆をご購入していただいているのに、なかなか山辺ワイナリーを訪れることができなくて、少々心苦しい思いをしておりました。今日はその何分の一でもお返しができればと思って、山辺ワイナリーさんを訪ねた次第です。

私は車の運転がありますからワインの試飲はできません。ワイン選びは妻の口にすべてを託されることになりました。「う〜ん、これは草みたいな味がする」「これは酸味がスゴイ」など、様々なワインの品評を経て、無事に我が家へやってくることになったのは「メルロー・2005年」です。いつもワイン造りの大変さをお聞きしておりますので、その苦労をムダにしないように、しっかりと味わって飲ませていただきたいと思っております。お酒にはからっきし弱い私達。さて、いつ栓を抜くことにしましょうか?