今日は家族で「借り暮らしのアリエッティ」を鑑賞してきました。

数日前にディズニー映画の「トイ・ストーリー・3」を観て来たのですが、この映画の中のオモチャたちに混ざって、なんとトトロのぬいぐるみが登場します。すでにジブリ作品はアメリカにも浸透していて、当たり前のようにアメリカのこどもたちに愛されているということでしょう。それほどまでに次々とヒット作を放ってきたスタジオ・ジブリという創作集団は、やはりすごいと言わざるを得ません。作風も絵のタッチも全く異なる両者ではありますが、アニメ界の両雄として、これからも素晴らしい作品を提供していってもらいたいものですね。

作品云々のコメントは控えさせていただきますが、個人的に面白かったのは、樹木希林さんが声を演じている、お手伝いのハルさん。これは声優を樹木さんに決定してから設定したとしか思えないキャラクターで、映画の中で、ハルが身をよじって身もだえしながら悔しがるシーンがあるのですが、これが子供の頃に見ていたTVドラマ「寺内貫太郎一家」の中の樹木さんの演技とそっくり。なかなか笑えました。ちなみに、かつてのドラマの中で樹木さんが必ず叫ぶセリフは、沢田研二さんのポスターを見ながら発する「ジュリ〜〜」の一声。私と同年代の方たちはきっと覚えていることでしょう。

ところで実は私、子供の頃に小人を目撃したことがあります。高熱を出して寝込んでいた時のことです。真夜中に苦しくて目を覚ましたら、天井からぶら下がっている電灯から下がったヒモに、女性の小人がつかまっていて、こちらを見下ろしていたのです。子供の頃は、高熱を出すと必ず何かしらの「幻覚」を見るのが常で、いろんな「あり得ない」ものを見るのが私の得意技でした。そんなワケで、その時の小人も「高熱による幻覚」だろうと決め込んでいたのですが、今日の映画を見終わってからは、「もしかしたら・・・」なんて思ってしまっているワケであります。

もしかしたら、あなたの家にも「借り暮らし」している小人たちがいるかも知れませんヨ・・・