9年前の今日、十色珈琲はスタート地点に立ちました。
あれから9年。
気が付けばもう10年目に突入です。

現状から抜け出したい。何かをやらなければならない。そんな思いの中でもがいてたどり着いたこのお店。焦る気持ちとは裏腹に、牛歩のごとく進む日々。その積み重ねも、気が付けば9年間という歳月になっていました。

10年目に入るからといって、特に目新しいことをはじめる予定もなく、相変わらずひっそりとした珈琲豆屋なわけでありますが、もう少しお店らしい店構え(?)にしようカナ?なんて考えていたりもします。いや、大きなコトではなくて、ちょっと業者さんに入ってもらって、チョコっとしたお色直し程度のことなのですが。

何せ、自ら設置した枕木を使った階段だとか、強引に板を貼り付けたようなフェンスだとか、よくもこれでお客様を迎え入れることができるものだと、我ながらあきれてしまうようなお店なのですから。

店をはじめた時に考えた店の雰囲気。それは「10年経っても褪せない店づくり」。それは流行の内装や気の効いた店構えでもないけれど、10年経っても同じ雰囲気のままのお店であり続けたいと思ったのです。結果、ほとんど手作り感満載の店ですから、笑ってしまうくらい開店当初と何も変わっていないですが・・・。

そんなワケで、当店も10年目に入りましたが、今まで通りのマイペースでやって行こうと思っております!10年目も何卒よろしくお願いいたします。




4月の中旬に、突然土から現れた見慣れぬ新芽。しばらく考えて、昨年ここにタイツリソウを植えたことを思い出しました。予期せぬ再会は嬉しいものです。

太公望が垂らした竿の先には、今年もたくさんの鯛が釣れたようで・・・