「きれいな紅葉の写真でも撮ってblogに載せよう」なんて思っていたのですが、ピンとくる景色に出くわさなかったり、カメラを持ち合わせていなかったりで、気がつけば枯れ葉舞う季節・・・。というワケで、ずいぶんと更新をサボっていたわりには写真1つなかったりします。すみません。


お客様から、「紅葉を見に何処かへ行かれましたか?」と聞かれることも多いのですが、私の答えはというといつも決まっておりまして、「紅葉ってそれほど好きではないんですヨ。冬がもうすぐそこまで来ているかと思うと、なんか寂しい気持ちになっちゃうんです」という回答なのです。

もちろん、鮮やかなモミジの赤や銀杏の黄色など、とっても綺麗だとは思うのですが、何時間も見ていられるかというと、それほどでもないような・・・。しかし、妻は私と違っておりまして、私が何とも思わないような山の景色を見て「綺麗だよね?」なんて言っております。う〜む、これは私の美的センスが劣っているということなのか・・・。などと常々思っていたワケでありますが、そのことに対する素晴らしい回答を見つけました!

TVで朝の情報番組を見ていましたら、男女の色を識別するメカニズムの違いを取り上げておりました。何でも、女性が色を識別するための細胞の数が、男性のそれに比べて1つ多いのだとか。「赤」を識別するのに、男性は1種類の細胞しか使わないのに対して、女性はそれに加えて「薄い赤」を識別する細胞があるというのです。

きれいな夜景を見るという実験でも、男性が5分〜10分で飽きてしまうのに大して、多くの女性が1時間近くも夜景を楽しんでいたという結果がでていました。つまり女性の方が世の中を鮮やかに見ていて、それを堪能しているというわけです。

女性が、夜景やその他の美しい風景を好きだというのは、単なるロマンチシズムからくるものなのではなくて、男性よりも格段にきれいな世界を見ているからなんですね。そう思えば、女性の方がファッションに敏感なのにもうなずけますし、男性があまり興味を示さない「ピンク」みたいな色を好むことも納得するというものです。


これからは、妻が「この景色きれいね〜」などとつぶやいた時は、「そうかなあ?」などと素っ気ない返事をするのは改めまして、「そうだね、うん、うん。」と付き合ってあげようと思うダメ亭主なのでありました。