高校時代の同級生であるF氏が営むヘアーサロン「Bois」。私の髪のカットは、もう20年以上彼にお願いしています。

彼が見習いだった頃は「カットモデル」をやらせてもらうという名目で、無料でカットしてもらっていました。私も貧しい大学生でしたので、とても助かりました。

高校時代は同じバンドで音楽に没頭した仲間です。そんな彼に髪をカットしてもらい、店で使う珈琲の豆を私が届けるようになるとは、当時はまったく予想だにしなかったことです。

彼が店で、カットが終わったお客さんにさりげなく出す珈琲ですが、じつはこだわりがありまして、それは「ガラス製のコーヒーカップで珈琲を出す」ということです。

どうしてガラス製のカップにそんなに惹かれるのかは聞いたことがありませんが、透明なガラスカップに注がれたホットコーヒーは、なんだか普段飲んでいる珈琲とは違う飲み物のように思えてくるから不思議です。



そしてカップに白く浮かび上がるお店のロゴ、これも同級生のM君の手によるサンドブラストです。砂をガラスに吹き付けることによって、ガラスに文字や絵を刻み込むものなのですが、塗装と違って強くこすっても色落ちしませんし、独特な表情が生まれます。

ガラス製のコーヒーカップ、我が家にも揃えたいなあ〜。もちろんM君に頼んで、「Toiro Coffee」のロゴを彫り込んでもらいます!