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Category: お知らせ
Posted by: toirocoffee
十色珈琲のブログを引越しすることになりました。

今後は以下のリンク先にてブログを継続していきますので、何とよろしくお願いいたします。

当ブログをブックマークをしていただいていた方は、新アドレスにてブックマークをしていただけたら幸いです。


十色珈琲の新ブログはこちら

https://toirocoffee.hateblo.jp


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十色珈琲のインスタグラムはこちら

https://www.instagram.com/toirocoffee2003/

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十色珈琲のFacebookはこちら

https://www.facebook.com/beansshop.toirocoffee

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<<< 雑談 >>>

ブログを引越しすることにしました。同時に当店のホームページも閉めることにしました。まだ当分は今までのホームページにアクセスできますが、来年の春頃には完全に見られなくなる予定です。

今後は新ブログ、Instagram、Facebookの3本の媒体を使用しての情報発信をしていくことになりますので、このいずれかをフォローしておいていただけると嬉しいです。

私は大学を卒業して、松本に本社を置くIT企業の東京オフィスに勤務していました。そこで5年間勤めた後、シリコンバレーに本社を置く外資系のIT企業へ転職して6年間勤めました。

2003年に十色珈琲をオープンさせた時に「自分のお店のドメインくらい持っていないと」という、IT企業に11年間勤めていたというほんの少しばかりのプライドが小さい店には無相応な「toirocoffee.com」というドメインを持たせることになったのです。

私が会社を退職した2000年当時、独自のドメインを持つというのは、その会社や店のステータスシンボルでありました。商標にも「ドットコム」を付けたものが社会に多く広まり、ちょっとしたブームであったのかもしれません。

そんなものに乗っかって「toirocoffee.com」というドメインを取得して、毎年その利用料に数千円を払い、自分のホームページの仕組みを乗せておくサーバーのレンタル代も毎月千円ほどを支払って運用してきました。

当店のホームページを見て下ってきた方ならご存知かと思いますが、ホームページといってもインデックスページがあって、そこからちょっとした情報が見られるだけの本当にお粗末なホームページです(汗)。けれども第三者のホームページにぶら下がって間借りしているのではなくて、自分のお店のドメイン名で独自運用しているというちょっとした満足感を感じていたのも事実です。

今現在、消費者への情報伝達はSNSが中心となり、その情報を得るツールも各個人が持ち歩くスマホが中心です。おまけ程度の当店のホームページの存続意義など、私のちょっとしたプライド以外はもはやなくなっているのです。

IT企業を退社してすでに25年あまりが過ぎ、そんなプライドももはやなくなり、C言語だのSQLだの様々な知識も脳みその隅っこに追いやられて何も思い出せません(笑)

そんなプライドを捨ててみると、大手のブログサイトをお借りして運用するブログのなんと楽ちんなこと。パソコンで見ようがスマホで見ようが、その端末にあった画面表示をしてくれます。「このホームページは安全ではありません」などという勝手なメッセージが出てきて悩まされることももうなくなります。

そんなわけでブログ大手の「はてなブログ」さんに登録して当店のブログを存続させることにいたしました。唯一残念なのは来年の春くらい(レンタルサーバーの契約期間が終了するまで)で今までのブログが見られなくなってしまうことです。

当時からブログに設置しておいたカウンターは、今日現在、1,547,533回の閲覧を記録しています。
150万回!

開業当時に戻れるならば、自分に「お前のブログはこれから150万回以上アクセスがあるから、適当なことを書くなよ」と進言したいところです。

つまらない内容ばかりのブログではありましたが、この店を私と妻が23年間続けてきた証であることを自分は知っています。だから昔のブログを見られなくなることは少しばかり寂しいのですが、それもたかが文字の羅列。これからもだらだらとつまらない内容も含めて、うさぎ小屋の焙煎人はブログを続けていくつもりでおります。今後とも何とぞよろしくお願いいたします。





Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
毎年、ちょっと贅沢な珈琲豆をお届けしている十色珈琲の12月の限定販売豆。
今年の珈琲豆は・・・

タンザニア・アカシアヒルズ・ゲイシャ
ハイロースト(中煎り)


近年、高級珈琲豆といえば・・・そう、ゲイシャ種です。エチオピアで偶発的に見つかった品種ですが、パナマやコロンビアなどに広がるとその圧倒的なクリーンな味わいから、あっという間にコーヒー界の頂点へと上りつめてしまいました。

今では様々な国で栽培されているゲイシャ種ですが、今回当店で販売させていただくのはタンザニア・ンゴロンゴロ地区産のゲイシャ。タンザニアのゲイシャってどんななのかな?とちょっとだけサンプルを仕入れて試飲してみたのですが、その味わいにはびっくりいたしました。



生豆はAB規格でちょっと小さめ。でも小さい分ピーベリーがたくさん混ざっていてコロコロとしていて可愛い感じ。でも粒揃いは良くて欠点豆はとても少ないです。

11月の限定販売豆のイエメン・バニーマタルはナチュラル精製でまるでフルーツの塊のようなフレーバーでした。それに対して今回のタンザニア・アカシアヒルズ・ゲイシャはフル・ウォッシュ精製。摘んだコーヒーチェリーを水洗機で果肉を落としてから乾燥工程入るタイプの精製です。その結果、ナチュラルとはまた違ったキャラクターが出てきます。

まず口に含んだ瞬間に感じるのは強い甘味。それを邪魔する他の要素が何もないので、その甘味がはっきりと際立って口の中に拡がります。ナチュラル精製だといろんな味わいが混在して味わいとなるのですが、それに対してウォッシュで仕上げたからこその高級品種の持つ甘味を全面に押し出すことにつながっている気がします。

ナチュラル品種のフレーバー感はすごいけれど、個性が強すぎて自分には合わないな・・・という方もいるかと思います。そんな方はぜひともこのタンザニア豆をお試しいただきたい。絶対に気に入るはずです。



口に拡がった甘味に遅れて酸味がやってきますが、それはあくまで穏やかで甘味の存在を消すほどの強さではありません。そしてスーっと消えていくかのような圧倒的な透明感。コーヒーを飲んだ後だというのに爽快感さえ残る味わいです。

その強い甘味、圧倒的なクリアネス。以前飲んだコーヒーにこんなのがあったなあ〜と思い出してみると、当店が過去に何度か販売したハワイコナ・エクストラファンシーの一番いい年のそれに似ているのだと思い出しました。でも、このゲイシャの方がその更に上をいく気がします。

当店での価格を見て「えっ高いな!」と思う方も多いはず。いえいえ、都心部のコーヒーショップで扱うゲイシャは¥3,000オーバーはあたり前で、¥4,000〜5,000もざらにあります。カフェで一杯のゲイシャコーヒーが¥2,000くらいはします。地方都市で夫婦2人でひっそりとやっているお店だからこその価格で提供させていただいているつもりです(ネットで調べてみてください。ギョッとするような価格が当たり前ですから・・・)

というわけで価格なのですが、たくさんの方にゲイシャを味わっていただきたいとの思いから、この限定豆だけは特別に50gから購入できるようにいたしました。100gで購入するほうがちょっとだけお得になります。

タンザニア・アカシアヒルズ・ゲイシャ
ハイロースト(中煎り)
¥980(50g・税別)
¥1,880(100g・税別)


いつもよりちょっと贅沢なゲイシャ・コーヒー。ぜひともお試しください!