松本が震源地の地震が起きてから、お店で使っているBGM用のアンプの調子が悪くなってしまいました。右スピーカーから音が出ないのです。配線をきっちりして、いろんなツマミをいじってみてもダメ。ただでさえ古いアンプでいろんなところにガタがきているのに、地震の衝撃で内部のハンダ付けしてあったところがとれてしまったか?などと予想しております。とりあえず、今日は定休日でしたので、午前中はお店のアンプを自宅で使っていたものに変更しました。



お店で使っていたアンプは「Sansui」のAU-666というアンプで、何と1970年製。オークションで安価に手に入れて3〜4年は使ったでしょうか。ツマミが真鍮の削りだしのものが使われていたり、全ての操作がスイッチでできたり(もちろんリモコンなんてありません)、何よりその佇まいが好きでした。

夕方からちょっと分解してみて、異常のありそうなところをチェックしてみましたが、すぐにはわからず。完全な原因究明するには大掛かりな分解が必要な感じて、これは完全に丸一日くらい時間が取れないと手をつけられそうもありません。今日はそのまま組み立て直して撤退しました。

今の電化製品というのはツマミがない。ボタン操作が中心です。つまりは1つの接点さえあれば、それを「何回押せば」どいういうモードになるか決定できるわけですが、これは明らかにコストダウン。私はツマミをガチャガチャとやりたいのです!

たとえば1というモードから5というモードに変えたい時、ボタン式は4回プッシュする操作が必要です。ダイヤルだったら1の位置から5の位置まで回せばいいだけですから、アクションとしては1回で済むのです。だから、昔の機械のように、ゴチャゴチャといろんなツマミやダイヤルが並んだやつが好きなのです。

ああ、チャンネルのツマミがあった頃のTVがなつかしい・・・。