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Category: 食べ物
Posted by: toirocoffee
7月上旬のすごい猛暑も落ち着いて、比較的過ごしやすい日々が続いております。そうは言っても、やはり夏は食欲も減退気味で、美味しいものを探す気力も無くなってしまうというものです。

そこでオススメなのが、ICHiEさんの「キャラメル・カフェ」!
コーヒーゼリーとムースの絶妙なコラボレーション。甘さ控えめの大人のスイーツに仕上がっております。

実はこのコーヒーゼリー、当店の極深炒りブレンド「オーバーフレンチ」を使って淹れたコーヒーで作ってくれています。
(オイ、だからオススメなのか!というツッコミはしないでくださいネ)

製菓で使うコーヒーと言えば、インスタントコーヒーを用いるのが定番です。濃度をつけ易いですし、なんといってもお手軽です。ICHiEさんでも、試作段階でインスタントコーヒーも使ってみたそうですが、やはりきちんと淹れたドリップコーヒーを使ったコーヒーゼリーの方が断然美味しいかったとのこと。うれしいお話しですね。

いろんなところでコーヒーゼリーを見かけますが、果たしてどれくらいのお店が、きちんとドリップしたコーヒーでそれを作ってくれているのでしょうか。美味しさのためには手間を惜しまないICHiEさんの姿勢には感服するばかりです。




大人は「キャラメル・カフェ」でビターに、子どもたちにはマンゴープリンでスイートなおやつにしてみました。
夏だって美味しいスイーツはやっぱり食べたいのです!


Category: 一般
Posted by: toirocoffee
高校野球・夏の大会の長野県代表が、東京都市大塩尻高校に決まりました!
塩尻市の高校が夏の甲子園に行くのは初めてということで、地元はかなり暑い夏になりそうです。

我が家の子供の中学時代の同級生が活躍したりしていて、今回の大会は例年にも増して、応援の方にもチカラが入りそうな予感です。

がんばれ、都市大塩尻!


小学生の頃、担任の先生が夏休み前に「高校野球、今年はどの高校が優勝するか賭けよう」と言い出したことがあります。それで、男子も女子も関係なく全員がどこかのチームに賭けました。

確かその年は、東洋大姫路高校が優勝したような気がします。そして、その高校に賭けた生徒が2人ほどおりまして、その子らは夏休み明けに、バドミントンセットか何かを担任の先生からもらっておりました。
今にして思えば、これは「野球賭博」!?
生徒が掛け金払っているワケではないから、賭博ってほどのものではないかな?

その先生も数年前に他界してしまって、それも笑い話の1つとなってしまいました。しかし、きっと今の学校ではこんなことはすぐに問題になってしまって、とてもあり得ないことですね。

その先生はまだまだ武勇伝がありまして・・・
M先生はお酒が大好きで、冬のスケート実習でどこぞのリンクまで出かけていった時なんかは、「寒さにやられてしまった子どもには、ちょっとのウイスキーがよく効くんだ」といってウイスキーを子どもたちに舐めさせていて、そんな勝手な理由をつけては自分もウイスキーをチビチビと舐めて、実習から帰る頃には、すっかり真っ赤な顔になって、アブナイ先生へと変貌しているのでありました(!)。これは今では、もっとあり得ない話しですね(笑)。

夏の高校野球のシーズンになるときまって、そんなM先生のことを思い出してしまうのでした。


Category: 食べ物
Posted by: toirocoffee
TVで紹介される海外の結婚式では、披露宴の席でよく「シュークリームタワー」を見かけます。「あんなのが食べてみたいな〜」なんていつも思っていたのですが、この歳になるまで、そんな機会には恵まれませんでした。

しかし、「灯台元暗し」というのはまさにこの事。
なんと「ICHiE」さんで、シュークリームタワーをお手ごろなサイズで作ってくれるというではありませんか!

今月はちょうど家族の誕生日があったため、さっそくICHiEさんにお願いしてみました。



どうですか?この美しさ。
一口サイズのプチシュークリームは、ノーマルなカスタードの他に、「マンゴー」「チョコ」などの味のものがあって、それらがホワイトチョコを使って積み上げられています。これを1つずつ外して食べていくのが何とも気持ちいいっ!

もちろんタルト生地はいつものことながら最高に美味しかったですヨ。
ICHiEさん、いつも美味しいケーキを作ってくれてありがとう!


Category: 食べ物
Posted by: toirocoffee
「隠れ家」と言われるお店には名店が多い。
だから皆、なるべく人に言いたくない。
でも、本当に隠しっぱなしにしてしまうと、そのお店の経営にも響くから、やっぱりたくさんの人に知って欲しい。
木祖村にあるイタリアンレストラン「base(バーゼ)」は、まさにそんな隠れ家的なお店です。

地元の人たちしか通らない小さな通りの、更に裏側にあるお店は、元は納屋だった建物を改装して店舗にしたという質素なもの。2人用の小さなテーブルが3つみという必要最低限な空間で手打ちパスタをいただけば、ゆっくりと流れるその時間に、いつまでも身を委ねていたくなるというものです。

道沿いに出ているこの看板が目印。
看板脇の小道をちょっと入っていったところに、神出(じんで)ご夫妻が営むイタリアンレストラン「base」があります。




ランチはパスタをメインにしたもので、前菜とプチパンがついてきます。
全ての料理を紹介してしまうと、実際にお店に行った時の楽しみが減ってしまうので、今日いただいてきた料理の中から、パスタとドルチェの写真のみ掲載することにいたします。


パスタ1=夏野菜とバジルのオレッキエッテ


オレッキエッテは”小さい耳”という意味。
南東イタリア、アプリア地方の名物パスタ。
手打ちパスタならではのもちもち感が楽しめます。


パスタ2=タリアテッレ、牛スジの煮込みソース


日本でもおなじみのきしめんにも似た幅広麺のタリアテッレ。
濃厚なソースが良く合います。
ちなみに、前回(5月)伺ったときは、地元で取れた"イノシシ肉の赤ワイン煮込みソース(!)"でした。


ドルチェ=チーズのクレープ包み


確か、チーズは清水牧場さんのクワルクだったかな?
甘くてフワフワのクレープは、苦いエスプレッソと相性抜群でした。


イタリアでの料理修行の最中に出会ったという神出ご夫妻が作る本場仕込みの手打ちパスタ。木曽の山間からのぞく青空の下のその小さなお店は、きっとこれからもたくさんの幸せな「美味しい笑顔」を作っていってくれることでしょう。


*アクセス*
塩尻から国道19号を木曽方面に向かい、鳥居トンネルを抜けたらすぐにある右折レーンに従って右折。しばらく進むと線路を下に見下ろす橋を渡ります。その先で「味噌川ダム」方面へ行く道と分岐しますが、ダム方向ではなくて左方向の道へ進みます。T字路に突き当たるまで進み、T字路を右折します。更にしばらく進むと「焼肉はなのき」という看板が見えてきますので、その手前を右折します。あとはゆっくりと進みながら「田ノ上観音」という目印を頼りに行けばいいです。前述の「base」の看板が見つかるはずです。事前に地図等で調べる場合は、木祖村の老人福祉センターが近くにありますので目印になるかと思います。

定休日は月曜日と火曜日。
席数が少ないため、事前に予約した方が良いでしょう。
TEL=080-5674-3936 神出さんまで。

当ブログを見て「base」さんに行かれた方は、「十色珈琲のブログで知った」とお伝えしてみてください。小さなお店だからこそ、そんなつながりも大切にしていただけると思いますヨ!


Category: お知らせ
Posted by: toirocoffee
明日15日は第3金曜日ですので、当店の定休日となります。
15(金)、16日(土)と連休となりますので、何卒ご了承願います。


Category: 趣味
Posted by: toirocoffee
子供たちの夏休みが近づいてくると、私は決まって、暇を持て余して過ごしたあの頃を思い出します。友達との約束もなく、刺激的なことも何にもないこの町で時間をやり過ごす唯一の方法。それは自分の部屋でギターを抱えて、何時間でも歌っていることだけでした。


父にギターを買ってくれとせがんだのは、中学1年生の時。クラスには音楽好きの友人がたくさんいましたし、兄が高校でバンドを組んでいたので、その影響もあったのでしょう。すぐに仲間たちと、財津和夫さん率いるTULIPのコピーを始めました。

父が買ってくれたギターは、Morrisの「W-30」というモデル。その名前が示すように3万円のギターです。当時のカタログを見ると、1万円くらいのモデルも載っているのですが、どうして父が廉価モデルの中でもちょっと価格が高めのモデルを買ってくれたのか、今となってはもう他界してしまっている父に聞くこともできませんが、その時の父の気持ちを考えるとちょっと胸が痛みます。

そのギターは現在の住居の屋根裏に無造作に放って置かれ、数年前に確認したところ、ヘッドの根元に見事な亀裂が入っていて、もう使いものにはなりませんでした。まだ小さかった子供たちが遊んでいて倒してしまったのか、屋根裏の劣悪な空調環境による膨張・縮小を繰り返した結果なのか、それはわかりませんが、そんな思い出のギターはいとも簡単に、その楽器としての運命を終えてしまったのです。

十色珈琲のお店の中に飾ってあるギターは、妻が学生時代、やはりお父さんから買ってもらったというギター。「Excess」という聞いたこともないブランドのギターで、これもいかにも廉価なギターなのですが、妻の思い出の品でありますから、「これは壊してはならないゾ」と思いつつ、たまに店の隅っこで「ポローン」と弦を弾いてみたりするのです。

妻のギターを弾いていても楽しいのですが、やはり楽器の値段と音色は確実に比例しているものなので、ここ数年間は「もっといい音がするギターが欲しい」などという思いを抱きながら悶々としていたのですが、ギター好きなお客様と会話していて、「やっぱりマーチンは凄いですヨ!弾いた瞬間に音がお腹に響くんです!」なんていう事を伝え聞くうちに、その衝動を抑えることができなくなってしまいました。

マーチンが凄いのは良くわかりますが、それこそ猫に小判。豚に真珠。フェラーリはサッカーの本田選手が乗るからカッコイイのであって、庶民にはフェラーリは似合いません。今回はもちろん中古でギターを買うつもりだったのですが、マーチンのビンテージ物なんて、程度のいいものは軽く20万円を超えてきます。それではということで、30年前の国産ギターの逸品とくれば、マーチンの徹底したコピーとして知られる「S.Yairi」の中古あたりを考えましたが、それだって程度のいい上級モデルは軽く10万円を越えてきますし、それを抱えている自分の姿がどうも頭に浮かんでこないのです。

結局買うことにしたのは、30年前に父が買ってくれたのと同じMorrisギター。大量生産の庶民派ギターブランドではありますが、何といってもお膝元の松本のメーカーですし、壊してしまった父のギターに対する償いみたいな気持ちもあって、「今度のMorrisは絶対に大切にするゾ」なんていう使命感みたいなものが沸いてきた結果です。

ネットでいろいろと調べた結果、購入候補に上がったのが「W-60」というモデル。私が持っていたギターと同時期に作られていたモデルで、これも名前が示すように、当時の価格は6万円というギターです。中古で3万円以下という条件で探すことにしていたため、この価格帯で買えるモデルはこれくらいが妥当です。

「30年前に6万円のギターが、中古で3万円って高くないですか?」と、一般的には思われるかも知れません。しかし、当時の大卒初任給が10万円くらいですから、単純に考えると、現在では倍くらい(12万)の価格帯のギターだと考えることができますし、何といっても、今ではワシントン条約によって輸入が規制されてしまっているハカランダ(ブラジリアン・ローズウッド)という木材が使われていたりして、とても現在の価値に換算するこができません。今では10万円以下のギターは軒並み海外で生産されていますが、当時はもちろんMade in Japanですし。


そしてネットオークションを徘徊すること2週間ほど。小樽のリサイクルショップが出品しているギターで、ほとんど無傷のW-60が目に留まりました。ちゃんとしたリペア品を探さないと後悔するということも多々ありそうですが、今回はその見た目の綺麗さに、思わず落札してしまいました。届いたギターは本当に綺麗。ピックガードにこそ擦れがありますが、その他の部分には小さな打痕一つありません。とても30年の歳月を経たギターとは思えない状態のギターでした。



学生時代に使っていたMorrisは、全部合板でできていました。このW-60はトップがスプルース材の単板。合板よりも単板の方が「鳴る」と言われておりまして、高価なギターは総単板です。今回のギターはサイドと裏板は合板。でも、先にも触れたように「ハカランダ」という希少な木を使ってあって、木目がとても綺麗です。さっそく弦を新しいのに張り替えて、Cm7をジャラーン・・・。ああ、いいなあ、この響き。これなら長く付き合っていけそうです。こんなにも素晴らしい状態で保管しておいてくれた元オーナーに思わず感謝。



ながながと私の中古ギター購入の顛末を書いてしまいました。
つまらない話しでゴメンナサイ・・・


Category: 植物
Posted by: toirocoffee
ヘメロカリスの黄色い花が咲き始めると、それは夏も本番に入る合図。我が家では夏バテしないように、買ったりもらったりした梅の実で、せっせと梅ジュース作りにいそしむのでした。




昨晩は、プレオープン中のガレットのレストラン「monkava」さんに行って、ガレットとクレープをいただいてきました。ガレットは本来、粉モノ料理全般を指すようですが、スペインでガレットというと「ソバ粉のクレープ」を指すようです。

恥ずかしながらガレットをいただいたのは初めてだったのですが、カリっと焼けた生地からはきちんとソバの香りがして、これに乗せたチーズとの相性がまた抜群で、クセになる美味しさでした。

12席のみのゆったりした店内は、松本らしくない(笑)クールな都会的センスでまとめられていて素敵です。たまには大切な人とのんびりとお酒を飲みながらガレットを楽しむなんていうのも良いですね!

早く正式にオープンするといいなあ・・・。


Category: 一般
Posted by: toirocoffee
TVニュースを見ていると、何だかイライラしてきて、つい毒のある言葉が口から出てきてしまったりします。いけないですね・・・。




先日のウィンブルドンの男子決勝。
優勝したジョコビッチ選手が嬉しさのあまり、コートの芝をちぎって食べてしまっていました。

放射能汚染が深刻な地域の方たちは、こんな映像も素直には見れないだろうな・・・なんて、そんな事を思ってしまいました。

「原発」を巡る議論も、以前に比べるとトーンダウンしてきた気がします。
皆が幸せになれる方法を導き出すことが、私たち日本人が負った責任だと思います。


Category: 一般
Posted by: toirocoffee
夜中に目覚めてしまうような強い雨が通りすぎると、真っ青な鮮やかな青空。
雨の後にはアジサイが良く似合います。
山アジサイの「紅(くれない)」が、赤く染まりはじめました。




昨日、ちょっと車で出かけたら、地震直後にはわからなかった状況が見えてきて、あためて地震の怖さを感じました。

当店から北に3kmくらいの場所くらいから、屋根瓦が崩れてしまった家がたくさん見えてきて、皆さん雨をよけるためにブルーシートを掛けてあるのですが、中には崩れた瓦がそのまま屋根に乗ったままの家もたくさんあって、まだまだ応急処置すらできない家がたくさんありました。

更に数km進むと、もうほとんどブルーシートがかかった屋根は見られなくなります。浅い震源の直下型地震ということで、極めて狭い範囲がスポット的に強い揺れにあったのでしょう。我が家も震源に特定されたポイントからはそう遠くない位置にありますので、なるほどすごい揺れだったわけです。

震度5の地震でもかなりの被害が出るというのに、震度7〜8の揺れが数分も続いた東北地方は、本当にものすごい事になっていたんだなと、あらためて思った次第です。

大震災からそろそろ4ヶ月。
TVも震災前と何らかわらない、おきまりの芸人たちが繰り広げるバラエティ番組ばかりに戻ってしまいました。
政局は、「言った、言わない」「辞めろ、辞めない」の、相も変らぬ上げ足取りばかりの茶番劇。

これは本当に、世界中の国々が心配している、未曾有の大災害が起きた国「日本」の現在なのでしょうか・・・