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10/31: U字成型

Category: 食べ物
Posted by: toirocoffee
ご好評いただいております「ケニア・ルエラ農園・ピーベリー」、在庫の残りも少なくなってきました。11月の中旬までには完売してしまうかと思いますので、まだお試しになっていないお客様はお早めにどうぞ!

今日は定休日でしたので、家で角食パン作りです。今回は北海道産小麦にて挑戦です。ここのところ型に詰める時の成型を「U字型」にしているのですが、これで焼くと結構いい具合です。型の大きさや使用するオーブンの種類などによって最適な成型方法が変わってくるのかと思いますが、我が家にはこの方法が合っているような気がします。



夏は1gで良かったインスタント・ドライイーストも、最近はめっきり冷え込んできましたので3gくらい使用するようになりました。今日は2次発酵の時間がちょうど良い具合でしたので、きれいな真四角の角食パンが焼けました!形がきれいに焼けたときは、なんだかとってもHappyです。北海道産小麦の食パン、味はどんなかな?明日の朝食が楽しみであります。





10/29: 元のサヤ

Category: 趣味
Posted by: toirocoffee
お店に設置したアルテックのユニットを使用したスピーカーですが、結局は我が家のリビングへと逆戻りしてしまいました・・・。アルテック・サウンドを聞いてみたい!と思っていたオーディオ好きのお客様にはゴメンナサイです。やはりアルテックの音は、大きな音で鳴らしてあげてこそ個性が発揮されます。当店のBGM用として適度な音量で流しっぱなしにするような用途には合いませんでした・・・。JAZZ喫茶よろしく、常に大音量でJAZZを流していられる環境ならばバッチリなのですけれどもネ。と、いうわけで、2日間のみのアルテック・サウンドお披露目でした。



結局は元のサヤに収まったミニA7。下に見える大きなスピーカーはテクニクスの70年代後半のスピーカー。こちらはクラシック用です。もちろんアルテックはJAZZ専門!

Category: 趣味
Posted by: toirocoffee
秋になると俄然高まってくるオーディオ熱。お店のBGM用スピーカーもちょっと替えてみよう・・・ということで、スピーカーを変更してみました。

今まで使用していたのは、私の自作スピーカー。使用しているユニットはPARC AUDIOのウッドコーン8cmユニット(DCU-F101W)。当店のインテリアにもマッチしていて私のお気に入りなのですが、音は優等生で個性のある音ではありません。たまには個性的な音も楽しみたい・・・と、いうことで新スピーカーの登場です。

今回の箱は私の自作ではありません。キット屋さんが販売する市販品です。この箱を製作していらっしゃるのは、乗鞍のペンション「Winds」のオーナー。乗鞍で作られたスピーカーが愛知県刈谷市のキット屋さんに納められて、そして里帰りよろしく松本平の当店へとやってきたということになります。



この箱は本来はパイオニアのユニット「PE-101A」用に作成されているのですが、私がビルトインしたのはALTECの204-8Aという10cmユニットです。今回の箱は、もともとアルテックが過去に販売していた「A7」というスピーカーのデザインをミニチュア化したもの。そういうことであれば、ユニットもアルテックを用意してあげたくなるというものです。ALTEC A7と言えばJAZZを聞く定番中の定番。オリジナルは大きいし価格だって中古で50万はします。せめてこのミニチュア版でアルテック・サウンドを堪能することにいたしましょう。

このユニットの特徴は、能率がズバ抜けて高いこと。最近の多くのユニットが85db前後の能率であるのに対して、ALTEC 204-8Aは何と95dbの能率があります。同じボリューム位置で聞けば、ALTECからはとんでもない大音量が流れ出します。中域の張り出しがこのユニットの生命線。まるでメガホンのような「フロントローデッドホーン」形状のミニA7の箱との相乗効果もあって、ラッパの音がスルスルと目前に迫ってきます。旧き良き時代のJAZZボーカルものなんて最高にマッチします。



で、本日のBGMは50年代を代表するセクシー・ボイス、ジュリー・ロンドンの「・・・at Home」です。このアルバムはタイトルが表している通り、ジュリー自身の自宅リビングにて録音されたものです。デジタル技術などまったく存在しなかった時代のアナログサウンドの生々しさがリアルに感じられる素晴らしい作品です。ほとんどの音源がコンピュータで作られ、パソコン上でミックスされていく現代の「作られた音」とは対極のサウンドです。

ただ一言、癒されます・・・。


Category: 一般
Posted by: toirocoffee
先日、花の名前がわからないということで、このBlogに写真を公開した植物ですが、どうやら岩沙参(イワシャジン)という山野草であることが判明いたしました!ああ、スッキリ。

岩沙参(イワシャジン)はキキョウ科の植物で、9〜10月に青い釣鐘状の花をつけるのだそうです。シャジンというのはツリガネニンジン(釣鐘人参)の漢名だそうですが、ちょっと記憶するには難しい名前ですね。しかし、名前が判明すると、その花に対する愛着が一層増すのが不思議なところです。大切に育てなくては!

今回情報をくれたのは、中学時代の同級生のM君。同級会の席でしか会うことがないのにBlogを見てくれていてたまにメールをくれる。嬉しいですネ。

昨日は高校時代の同窓生がお店に顔を出してくれました。彼女とは高校時代には一度も会話したことがなかったのですが、同窓会の席上で私の話題が出て(私は出席していなかった)、それで興味を持ってお店に来てくれたとのこと。うーん、何とも嬉しい限りです。

いくつ歳を重ねても、振り返ればすぐそこにある青春時代。それを真面目に語り合うことはとても青臭くて気恥ずかしいことかもしれません。でも、いつでもあの瞬間にタイムスリップさせてくれる友人達と今でも繋がっていられるということは、何物にも変えられない財産に違いありません。


Category: 一般
Posted by: toirocoffee
今日はパティスリー&カフェ「ICHiE」さんにて、コーヒー講座の講師を務めさせていただきました。「ICHiE」さんでいつもケーキを購入されている方が参加されているのはもちろんですが、インターネットでこの講習会のことを見つけて、初めてお店に来たという方もいて、とてもびっくりした次第です。皆さんの「新しいものを吸収したい!」という意欲には頭が下がる思いです。

今日は「ブラジル・ハニーショコラ」と「ケニア・ルエラ農園・ピーベリー」をテイスティングしていただきました。ICHiEさんの美味しいケーキをいただきながらの一杯は、もう言うことなしですね。皆さん特にケニアの上質な酸味には驚かれていた様子。きちんと丁寧にドリップしたケニア産豆のスーっとした後味は、「酸味は苦手」という方にぜひとも味わっていただきたいデス。



焙煎したばかりの新鮮な豆を使って、挽きたての粉でドリップ。モコモコと粉が勢いよく膨らんでくる様を見て、皆さんびっくりされていた様子。いくら高い器具を揃えても、いくら上手な淹れ方を知っていても、珈琲豆が新鮮であることがやはり一番大事。もっとたくさんの方に、この「モコモコ」を伝えていきたいなアと思いました。




講座が終わって、家で留守番している家族のためにお土産を。「ICHiE」さんの定番、洋ナシのタルト(ハロウィンバージョン!)です。いつもながら、このタルト生地の美味しさはクセになります。秋から冬の間、タルト好きの皆さんを楽しませてくれることでしょう。




Category: 一般
Posted by: toirocoffee
庭の落葉樹もすっかり紅葉してきて、いよいよ冬の足跡が聞こえてきそうな気配です。庭に咲いている花たちもだんだんと少なくなってきて、なんだか寂しい気持ちになってきます。

数日前から、キンモクセイの根元に紫色の可愛い花が咲いています。ところが、私はこの植物をここに植えた記憶がまったくなくて、これが何という植物なのか、てんで見当がつきません。

見た目はホタルブクロのミニュチュア版といった感じなのですが、葉っぱがシューッと細い形状で、ホタルブクロとは明らかに形状が違います。誰かこの植物の名前が分かる方は、ぜひとも私にお教えくださいませ。




最近の我が家では、映画をレンタルDVDで借りてきて、家族全員で鑑賞するのがブームです。先週は良い作品を立て続けに観させていただきました。1つは「戦場のピアニスト」。ナチスによるユダヤ人への迫害がテーマの映画ですが、ずっしりと心に残る映画です。子供には難しいカナ?と思ったのですが、子供たちもかなり心に響いた様子。もう1つはクリント・イーストウッド監督による「ミリオンダラー・ベイビー」。貧しい環境で育った30代の遅咲き女性ボクサーと、イーストウッド演じる老トレーナーの絆の物語。てっきり「女性版ロッキー」みたいな話しだと思っていたら、これがまたずっしりと重い映画でありました。ハリウッド映画らしからぬツライ結末でしたね・・・。

なかなか映画館へ足を運ぶ時間もなくて、今更ながら過去の超話題作をDVDで観ているワケですが、きっと見逃してしまった素晴らしい名作が、まだまだたくさんあるんだろうなアと思う今日この頃です。過去に上映された映画で、オススメのものがあったら、ぜひとも教えてください。

今日は「教えて!」ばかりの内容になってしまいました。ゴメンナサイ・・・。
明日はICHiEさんでコーヒー講座。
私も楽しみながらお話しさせてもらうつもりです!

10/16: 秋の乗鞍

Category: 一般
Posted by: toirocoffee
本日はお休みをいただきまして、乗鞍高原まで紅葉を見に行ってきました。下界ではまだまだ紅葉といった感じではないですが、乗鞍は紅葉真っ盛り。真紅のような「赤」を楽しむにはまだ早かったようですが、日差しを受けて黄金のように輝く「黄」は、それはそれは見事でした。



「牛留池から眺める乗鞍岳」

牛留池は国民休暇村の側にある小さな池ですが、乗鞍の山々を水面にきれいに映し出して、なかなか風情あるポイントです。今日は風が若干強めで、水面も荒れており、鏡のように山々を映し出すことはできませんでしたが、それでも十分にその美しさを堪能させてもらえました。




牛留池の次に目指したのは「善五郎の滝」。昨年の秋も訪れたのですが、その時はデジカメが故障してしまいまして、今年はしっかりとフレームに納めたいと思い、リベンジの時となりました。「善五郎の滝」へ行くにはいくつかのルートがあります。昨年は一ノ瀬園地からのルートで行ったところ、片道1時間ちかくも掛かってしまい、さすがにヘトヘトになりましたので、今年は10分ほどで到達できるポイントにある駐車場に車を停めて行きました。



「善五郎の滝」

それほど大きな滝ではありませんが、高原の山道を辿ってはじめて行き着くことができるこの滝は、乗鞍の隠れた名所であります。滝で癒された帰り道、木でできたベンチに腰掛けて一休みしていると、20代くらいのカップルに「写真を撮ってもらえますか?」と声を掛けられました。それをきっかけにいろいろとお話しさせていただいたのですが、このご夫婦はもともと関西のご出身らしいのですが、信州の山々の美しさに魅了されて乗鞍に移住されたのだとか。すごいですね〜。人生の目的とはきっと、財を集めることではなくて、心の求めるままに歩き場所を探すことかもしれないと思いました。

さあ、自分はどこへ向かって歩き出そうか?
それを探してまた珈琲豆を焼き続けることにいたしましょう。


Category: お知らせ
Posted by: toirocoffee
明日、16日は第3金曜日ですのでお休みします。
16(金)、17(土)とお休みさせていただきますので、ご了承のほど何卒お願いいたします。

昨日は、かつて子供たちがお世話になった幼稚園にお伺いして、コーヒー講習会をさせていただきました。ここ数年続けて声をかけていただいていて、こちらも通例行事のように当たり前のようにお受けさせていただくようになりました。ありがたいことであります。

最初のウチは皆さん緊張していて空気が張り詰めているのですが、いざコーヒーをドリップしはじめると、皆さんとても活き活きしてきて、「わあ〜こんなに膨らむんだ」などと声をあげながら楽しまれていました。この講習に参加してくれた方々の何人かでも、コーヒーに対する「コダワリ」を持ち続けてくれれば・・・と思いつつ会場を後にしました。

今月はパティースリー&カフェ「ICHiE」さんでもコーヒー講習会があります。また楽しい出会いがあるといいナ、と思っている今日この頃です。


Category: 食べ物
Posted by: toirocoffee
今日は松本のお客様に配達の用事がありましたので、帰り道に「松川パン商店」さんへ立ち寄ってきました。

選んだのはクリームパン!詳しくは松川さん自身がblogで語られておりますので、ぜひともそちらをご参照いただきたいのですが、これがなかなかのコダワリある逸品なのです。

パンを割ってみるとよくわかるのですが、何とバニラビーンズの黒いつぶつぶが入っています。すごい!きちんと本物のバニラビーンズを使ってカスタードを仕込むパン屋さんが、この松本平にどれくらいあるのでしょうか。




クリームパンには「子供のおやつ」みたいな偏見がありまして、今までは自分が食べるために積極的に購入したことがありませんでした(アンパンマンに出てくるクリームパンダちゃんのイメージからでしょうか・・・)。でも、松川さんのクリームパンを食べて、「これは違うゾ」と反省したのであります。

ハッキリ言ってしまいましょう。松川さんの作るクリームパンは「大人のおやつ」です!大人の男が堂々と買えるクリームパンなのです。そしてもちろんパンの相棒は淹れたてのホットコーヒー。クリームパンには何が何でも絶対にコーヒーでしょう!

クリームパンと一杯のコーヒー。
秋の柔らかな日差しの中で、ぜひとも味わっていただきたい組み合わせです。


Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
前回焙煎のカメルーンですが、ごく少量の販売だったために、入手できなかったお客様がたくさんいて非常に申し訳なく思っております。今回の豆はもうちょっとまとまった量で仕入れましたので、もっとたくさんのお客様に楽しんでいただけるかと思います。といっても10月一杯くらいの「秋季限定」での販売予定です。

こちらが本日から販売のニューアイテム「ケニア・ルエラ農園・ピーベリー」です。



ピーベリーは今まで何回も販売してきておりますので、今更説明するまでもないかとは思いますが、「丸豆」のことです。通常はピーナッツのように2つの種子が向かい合って1つの珈琲豆を形成しているワケですが、豆全体のうち1割くらいは種子が1つだけで豆を形成するものがあります。この丸豆のみを選別して集められたものが「ピーベリー」として出荷されます。




焙煎度合はハイロースト〜シティローストの中間くらいで焼き上げています。豆がかなり小粒な分だけ、通常の大きさの豆よりも「火の入り」が良いために、若干早いポイントで釜から出しています。表記としては「シティロースト(やや深炒り)」での販売となります。

ケニア産豆も幾度も当店では扱ってきましたが、その味のポイントは「酸味の醍醐味を楽しむ」ということに尽きるでしょう。深いコクと渾然一体になって口中に拡がる酸味。キリマンジャロ山麓の大地が生み出すその味わいは、「酸味は苦手」という方の価値観までも変えてしまうほど強いインパクトがあります。

ケニアを味わうにはとくにピーベリーである必要はないのですが、ケニア産豆は豆質が柔らかく、焙煎するとかなりの量の豆が割れてしまいます。味わいが大きく変わるわけではありませんが、やはり豆の見た目も大切ですので、当店では数年豆から極力ピーベリーを仕入れるようにしています。コロコロとした見た目も可愛いピーベリー、豆を挽くのが楽しくなること請け合いです。コーヒー好きな方へのプレゼントにしても喜ばれますヨ!

そんなワケで、「ケニア・ルエラ農園・ピーベリー」秋季限定にて¥480/100gナリ。

Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
カメルーン・ロングベリー、完売いたしました。

今週も新たな豆を取り寄せていますので、近日中に焙煎してみる予定です。豆の詳細は、当ブログにて紹介させていただく予定です。お楽しみに!


Category: 珈琲豆情報
Posted by: toirocoffee
なかなかエチオピア産モカの後継が見つかりません。今週も後継となるべく豆を探して、あらたなサンプルを焼いてみました。その豆は「カメルーン・ロングベリー」。中部アフリカの国「カメルーン」の珈琲豆です。

カメルーンと聞いて私の頭に浮かんだのは、かつてJ1リーグのガンバ大阪でプレーしていたエムボマ選手。「浪速の黒豹」の異名をとった名プレーヤーでした。恥ずかしながら、そのくらいしかカメルーンという国に関する知識はありません。「浪速の黒豹」も飲んでいるかもしれない珈琲豆であります。



ロングベリーと言うだけあって、豆は細長くて、ピーベリー(丸豆)をたくさん含んだ小粒な豆です。欠点豆はやや多めで、エチピアのG2クレードよりやや下くらいの感じです。



味はアフリカ産らしく、芳醇な香りと強めの酸味。エチオピア産に比べると苦味が強めでコクがあります。スッキリ感ではエチオピア産のモカには敵いません。だいぶモカに共通する味わいではあるのですが、モカの後継として正式にラインナップするには、ちょっと何かが不足かな・・・とも思います。

と、言うわけで、今回のサンプル焙煎分だけの限定販売にします。ごく少量ですので売り切れの際にはお許しくださいませ。「カメルーン・ロングベリー」、¥450/100gナリ。